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Mon, 30 March 2020

The Wolfman / ウルフマン

映画の舞台裏を捜査する!特捜シネマ刑事
第91回

The Wolfman
ウルフマン(2010 / 米)

ロンドンで活躍中の舞台俳優ローレンスは弟が行方不明との知らせを受け、久しぶりに故郷ブラックムーアへと向かうが、到着早々、無惨に引き裂かれた弟の遺体と対面し……。

今週のロケ地

監督 Joe Johnston
出演 Benicio Del Toro, Anthony Hopkins, Emily Bluntほか
ロケ地 Chatsworth House
アクセス London・St Pancras駅からChesterfield駅まで列車で
約2時間15分。 そこからバス

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  • 今週で最後となる夏の怪奇映画特集は、昨年公開された「ウルフマン」で締めくくりたいと思います。
  • ウルフマンと聞いて、真っ先にキン肉マンの超人を思い浮かべるのは私だけではないと思うが、これは文字どおりオオカミ男のほうだね。
  • はい、こちら1941年公開のクラシック・ホラー「狼男」のリメイクですね。本作で主人公のローレンスを演じているベニチオ・デル・トロは、もともとオリジナルの大ファンだったそうで、願ったり叶ったりですね。
  • 似合ってるしな。でもローレンスの父、タルボット卿のオオカミ男もすごいね。さすがアンソニー・ホプキンス様、並々ならぬ存在感で狂気じみたおっさんを体現しとりますな。オオカミ男にならなくても十分怖いっていう。そういやこのウルフマンの特殊メイク、エラい時間がかかったとか。
  • 毎度メイクアップに3時間、メイク落としに1時間かかったそうです。ちなみにあの特殊メイクを担当しているのは、以前捜査した「狼男アメリカン」でも狼男のメイクを手掛けたリック・ベイカーです。本作で6度目のアカデミー、メイクアップ賞に輝いているベテランですね。
  • ところでリメイクと言いましたが、オリジナルとは展開が異なってますよね。
  • うん、本作は父と息子の因縁というか、トラウマチックな関係が物語の柱になってて、そこがまた怖いというか物悲しい。
  • 舞台は19世紀後半の英国。ロンドンで俳優として活躍するローレンスのもとに、弟ベンの婚約者グエンが訪ねてきて、ベンが行方不明だと告げます。それでローレンスは久しぶりに故郷のブラックムーアへ帰るのですが、父のタルボット卿が住む実家に到着後まもなく、ベンが無惨に切り裂かれた遺体で発見されたことを知るのです。
  • このタルボット家の邸宅の外観は、ダービーシャー州にあるステートリー・ホーム「Chatsworth House」が使われています。またブラックムーアの村のシーンはウィルトシャー州チッペナムのCastle Combe村で撮影されました。そしてベンのお葬式のシーンは、バッキンガムシャー州はストウ、ナショナル・トラスト所有の「StoweLandscape Gardens」内にあります「TheGothic Temple」で撮られていますね。
  • ローレンスは、ベンがなぜ殺されたのかを調べるうち、彼がジプシーと繋がりを持っていたことを知ります。そして集落を訪ねたところ、噂されていた「悪魔」の急襲に遭ってしまうのです。この集落のシーンはバッキンガムシャーにある国立公園「Black Park」で撮影されています。
  • ローレンスはこの正体不明の悪魔に首を噛まれ重傷を負うが、命は取り留めるんだな。しかしジプシーのお告げどおり、噛まれた者はみな悪魔、要はオオカミ男になってしまい、知ってのとおり、満月の夜に変身しちゃうのだ! そこからローレンスの最大の苦悩が始まるとともに、封印された過去が明らかに……という物語ね。
  • 変身シーンは迫力あって見応え抜群でしたねー。凶暴化して人々を襲う場面は結構エグいですけど。
  • いやぁこれ、目を奪われたね。ゴジラとかキングコングに対するのと同じ気持ちで観たよ。遠吠えがまた切ない。
  • 遠吠えの声を録るのに、ロック・バンドKISSのジーン・シモンズとか、ヴァン・ヘイレンのデービッド・リー・ロスとかも招集されたっていう噂ですよ(笑)。

デカ長、物申す
ドラキュラ、フランケンシュタインに並ぶモンスターの代表格、オオカミ男。 鬱蒼とした英国の森やおどろおどろしい屋敷が、ゴシック・ホラーの雰囲気を高めてるね。映画の中で分析医が言うとおり、最初は妄想や強迫観念だったのかもしれない。だが人間の心に巣食う悪魔、獣性が何かのきっかけで表面化したとき、人の行動は案外、あのウルフマンと大差ないのかもしれない。

 
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