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Wed, 21 February 2024

英国の
愛しきギャップを
求めて

英国に暮らして20年。いまだに日々のあらゆる場面で「へー」とか「ほー」とか「えー」とか言い続けている気がします。住んでみて初めて英国の文化と人々が、かくも奥深いものと知りました。この連載では、英国での日常におけるびっくりやドッキリ、愛すべき英国人たちの姿をご紹介したいと思います。


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先生ありがとう!

先生ありがとう!

英国の学校の新学年の始まりは9月。そして終わりは7月ということで、そろそろ今年度のスクール・イヤーの終わりが近づいてきました。この時期になると、デパートやスーパーなどに「サンキュー・ティーチャー」という特別コーナーが設けられ、学校の先生たちに贈るためのカードやプレゼントがたくさん並びます。

1年の感謝を込めて贈る、先生たちへのプレゼント。幼稚園、小学校、中学校と、親として英国の教育制度を経験してきて、決して強制ではありませんが、多くの子ども(両親)が先生たちへプレゼントを贈っているという実感があります。

わが家の子どもたちが小学生のころは、たいてい必ずクラスの中でとても面倒見のいい保護者の方たちがいて、6月末ごろになると、保護者たちのWhatsAppグループなどで、「○○日までに、銀行に振り込むか、学校のお迎えのときに現金で渡してね!」というメッセージが送られてきました。それぞれの生徒の保護者から5ポンド~10ポンドくらいを集めて、プレゼントをクラス代表として買ってきてくれて、最後の登校日に先生に渡していました。

プレゼントは、花束だったり、鉢植えの観葉植物だったり、マグカップや文房具、ギフト・バウチャーなど。スーパーで友人のケイトに会ったときには、「1年間、子どもたちの世話で疲れ切った先生には、これがふさわしいわ!」と、娘の担任の先生用に買った赤ワインをウインクしながら見せてくれて、「さすが英国、先生にアルコールをプレゼントしちゃうんだ」と感心しました。


そういえば、かつて教師をしていた義父母は、毎学年度末にはマグカップやチョコレートを山のようにもらって帰ってきて、ありがたいけれど、そのやり場に大変だったと聞いたことがありました。

この時期には、「先生へのベスト・ギフト・アイデア」という記事が新聞、雑誌やウェブサイトなどで特集されます。どの特集でも、インタビューに答えたほとんどの先生が「プレゼントをもらうのはうれしいけれど、カードだけでもとてもうれしい」と考えていると書かれています。とはいえ、もしもらうのであれば、値段の高さよりも手作りのものなど、心がこもっているものがいいという先生もいれば、バウチャーなどがいいという先生もいて、親としては頭を悩ませるところではあります。ということで、娘がお気に入りの先生にブックマークを手作りした以外は、結局今年もわが家の子どもたち(親)から先生には、チョコレートをプレゼントする予定となっています。

 
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マクギネス真美マクギネス真美
英国在住のライフコーチ/編集者/ライター。2003年渡英。英国の食、文化、人物、生活などについて多媒体に寄稿。音声メディアVoicyパーソナリティー。英国人の義母に習い英国料理の研究もしている。
mamimcguinness.com
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