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Sun, 18 November 2018

ガイ・フォークス・ナイトを
楽しむための5つの豆知識

花火と言えば夏祭りというのが定番の日本とは異なり、英国では11月初旬が花火真っ盛りとなる。もはや冬時間に突入し、夜間は時に震えるほどの寒さを感じる時期になぜ花火大会を行うのか。そのきっかけとなった約400年前の火薬陰謀事件を紹介する。

ガイ・フォークス

ヘンリー8世1400年前の英国では
宗教対立が深刻化

16世紀前半に、ヘンリー8世が王妃との離婚問題を契機として英国国教会を創立。しかし、その娘であるメアリー1世はカトリック以外のキリスト教徒たちを弾圧し、その王位を受け継いだエリザベス1世は再び英国国教会を軸に据える政策を展開するなど、約400年前の英国は深刻な宗教対立の最中にあった。1603年にはジェームズ1世が即位。カトリック教徒の母と妻を持つ彼は、カトリック教徒たちを擁護する政策を打ち出すことが期待されていた。

2当時の権力者たちが結集する
国会開会日にテロを計画

しかし期待に反して、ジェームズ1世は英国国教会の護持を宣言。極端な信仰を掲げる異教徒たちを排除する方針を打ち出した。これに反発した一部のカトリック教徒たちはテロを計画。国王や国会議員、聖職者といった権力者たちが一堂に会する11月5日の議会開会日に国会議事堂を爆破することを決めた。彼らは国会議事堂の地下室の賃貸契約を結び、ここに大量の火薬を運び込んで国会の開会日を待ち続けたという。

3テロ決行日の直前に
届いた密告の手紙

しかし、11月5日の直前になり、当日に国会への出席を予定していた一人に手紙が届く。差出人の名前はなかったが、そこには議会開会日に爆弾が仕掛けられる可能性があるので、当日は議会に近付かないようにとの警告を発する内容が書かれていた。この手紙がジェームズ1世の臣下へと渡り、王室にも陰謀の存在が知られることになる。一方のテロリストたちは、密告の手紙の存在を知りながらも、テロ計画を実行する決断を下した。

ガイ・フォークス・ナイト4現行犯で逮捕された
テロリストの名前とは

国会が開会する当日、テロの動きを察知したジェームズ1世によって議事堂内に多数の衛兵が送り込まれ、テロは失敗に終わる。このとき、現行犯として逮捕された唯一の男の名前がガイ・フォークス。フォークスは、当時監獄として使用されていたロンドン塔に幽閉され、拷問を受けた揚げ句に死刑宣告を受ける。処刑後には見せしめのために、彼の生首が国会議事堂の屋根に吊るされたという。

5花火とかがり火で
国家の平和を祝う

国家の平和を祝うため、事件の翌年には11月5日を祝日として定める法律が制定された(この法律は1859年に廃止)。以後、市民がガイ・フォークスを模った人形をこしらえて街中を引き回し、さらにはその人形をかがり火で燃やした後に花火を打ち上げて平和を祝うことが慣習化。またこの事件をきっかけとして王室のカトリック教徒に対する不信は決定的となり、現在に至るまでカトリックの信者が王位を継承することは認められていない。

ガイ・フォークス関連イベント

毎年11月初旬、イギリス各地で花火大会が開催される。
開始時間や料金などの詳細は下記サイトを参照のこと*

*各地域を管轄する当局の公式ウェブサイトより「fireworks」などの言葉で検索をかけると詳細が表示されます。

 
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