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Mon, 21 October 2019

屋外ダイニング - Alfresco Dining頬に風を感じながら食事を楽しむ、夏のひととき

夏は、英国に暮らす人間にとって、とても貴重な季節だ。冬の間は垂れ込める灰色の雲や暗い街路にうんざりしてしまうロンドンでも、夏が来れば街中のあちこちに緑が萌え、眩しい陽射しと爽やかな風が交錯する。今回は、そんな貴重なロンドンの夏を心ゆくまで楽しむのに最適な、アルフレスコ(屋外)ダイニングをご紹介。家族や友人らと賑やかに、あるいは一人でゆったりと、夏のひとときを過ごしてみてはいかがだろうか。 取材・写真:Takazumi Uemura

*この記事は、2010年当時のものです。
メニューの内容が変更されている可能性があります。

The Brew House
緑に囲まれて、旬の食べ物を味わう

The Brew House

緑豊かなハムステッド・ヒースに佇む、厳粛で奥ゆかしいケンウッド・ハウス。18世紀に建てられたこの屋敷には、レンブラントやターナーなどの絵画も展示されている。レストランのキッチンはというと、そのすぐお隣、昔は召使い用の棟として使われていた建物にある。当時の酒造室なども残り、昔の面影を彷彿させる。

夏メニューは、ズッキーニやトマトなどの夏野菜が中心。素材にこだわり、各農家と綿密な連絡を取りながらメニューを決めるという。もちろん、デザートも季節とともに変わり、今ならストロベリーやグースベリーを使ったものが頂ける。

広々とした屋外のダイニング・エリアには、様々な大きさのテーブルがあるので、少人数から10人以上のグループまでお任せ。バラやクレマチスなどの花々に囲まれて、心安らぎそうだ。ミツバチが飛ぶのを眺めながら、ゆったりと自分の世界に浸ってみては? 8月下旬までは毎週土曜日にコンサートも行われている。

住所 Kenwood, Hampstead Lane NW3 7JR
TEL 020 8348 4073
営業時間 月〜日9:00-18:00
アクセス Highgate駅から徒歩20分
ウェブサイト searcyskenwoodhouse.co.uk/cafes

The Belvedere Restaurant
中世の館で過ごす贅沢な時間

The Belvedere Restaurant

豪奢な構えは、その昔、貴族たちの舞踏会場として使われていた故だ。ケンジントン・パレスの西、瀟洒で閑静な地域にあるホランド・パークの中に、このレストランはある。バーが併設されたメイン・ダイニング・エリアは、天井が高く広々としており、中2階のメゾニン・フロアも、大きな窓から惜しみなく注ぐ太陽の光が清々しい。

屋外ダイニング・スペースはバルコニーになっており、あまり広くはないものの、見晴らす中庭の景色が見事。右手にはアーチを施した回廊が走り、中央では噴水が優雅に水しぶきを上げている。時にはクジャクが姿を見せることも。支配人のお勧めは、前菜にはガスパッチョ、メインは表面をあぶったツナにオリーブ、インゲンマメなどを添えたツナ・ニソワ、そしてデザートは今が旬のストロベリー・ショートケーキだそう。

お腹がいっぱいになった後は、ゆっくり公園を散歩するのも良いかもしれない。目も舌も満喫させてくれるレストランだ。

見事な中庭バルコニー席からは、中世の栄華を彷彿させる
見事な中庭が見渡せる

住所 Off Abbotsbury Road, Holland Park W8 6LU
TEL 020 7602 1238
営業時間 月〜土 ランチ12:00-14:30 / ディナー18:00-23:00
12:00-15:30
アクセス Holland Park駅から徒歩8分
ウェブサイト www.belvedererestaurant.co.uk

The Boundary
ロンドンを一望しながらクールにくつろぐ

The Boundary

周辺には、デザイナーのオフィスやアーティストのアトリエも多いショーディッチ地区。そんな小洒落たエリアにそびえるデザイン・ホテルの屋上にあるのがこのレストランだ。ホテルのエントランスから、直通のエレベーターで屋上へ。すると、ロンドンの景色が360度、眼下に広がる。

地中海料理を出すダイニング・エリアと、ゆったりしたソファーやデッキチェアーが並ぶラウンジに別れており、食事、または仕事帰りにカクテルを一杯、と様々な用途に使えそうだ。夏には強い陽射しを考慮した麦わら帽や日焼け止めクリーム、冬にはブランケットや薪をくべる本格的な暖炉など、ルーフトップ・ レストランならではの備品や設備も用意してあるというから素晴らしい。ただし、雨天の場合は残念ながら閉まってしまうこともあるそうなので、天気の優れない日は事前にチェックしておきたい。

気の利いたサービスに、旬の食材を使ったおいしい料理、そしてロンドンの眺め。満足度は120%だ。

住所 2-4 Boundary Street E2 7DD
TEL 020 7729 1051
営業時間 月〜日12:00-21:00
アクセス Old Street駅から徒歩10分
ウェブサイト www.theboundary.co.uk

The Albion
素材の旨味を楽しめるガストロ・パブ

The Albion

イズリントンのハイストリートから少し入り込んだ路地にある、洒落たガストロ・パブがこちら。数々の賞を総なめにしてきた料理がここの一番の自慢だ。素材の風味を十分に生かすためシンプルに調理されているのだが、口の中では様々な食材が素敵なハーモニーを奏でる。飾り付けには食用パンジーの花びらを散らすなど、見た目も美しい。

夏のお勧めはやはりバーベキュー。屋外にある建物で炭火焼バーベキューが饗されるのだ。バーガーやラム肉などの肉系はもちろん、魚やロブスターといった魚介類もある。ちなみに、店内のキッチンにも炭火焼用の設備があるので、雨の日でも大丈夫。豚を丸ごと焼くこともあるというからワイルドだ(ただし、こちらは72時間前に予約を)。

外のスペースも150人を収容できる広さで、藤棚から差し込む光を浴びるも良し、太陽が燦々と降り注ぐオープン・スペースで食事を楽しむも良し。清々しい陽気に気を良くして、ついつい食べ過ぎそうな予感だ。

住所 10 Thornhill Road N1 1HW
TEL 020 7607 7450
営業時間 月〜土 11:00-23:00
11:30-22:30
アクセス Angel駅から徒歩12分
ウェブサイト www.the-albion.co.uk

Bleeding Heart Restaurants
歴史の舞台で小粋にフレンチを

Bleeding Heart Restaurants

宝石店が多いことで有名なハットン・ガーデン地区内の、ブリーディング・ハート・ヤードという意味深な名を持つ場所に、このビストロは位置する。この名、17世紀に大法官も務めた政治家、クリストファー・ハットンの美しい義理の娘が、自ら開いた大舞踏会の翌朝、ここで胸を切り裂かれて死んでいるのを発見された、という穏やかではない話に由来する。けれどそれも今は昔。現在は通りの騒音を遮断した、憩いの場となっている。

フレンチ・ビストロであるこちらでは、週替りのセット・メニューがお勧めだ。スープ、前菜、メインにデザートと、お腹いっぱいになること間違いなし。また、オーナーが所有するワイナリーで製造されたワインがグラスで頂けるのもこの店の特徴で、気軽に様々なワインが楽しめる。フランス料理に欠かせないチーズももちろん扱っており、そこここに飾られた19世紀フランスのポスターを眺めながら、存分にフレンチを満喫できそうだ。

住所 Bleeding Heart Yard, London EC1N 8SJ
TEL 020 7242 8238
営業時間 月〜金 ランチ 12:00-14:30
月〜金 ディナー 18:00-22:30
アクセス Farringdon駅から徒歩3分
ウェブサイト www.bleedingheart.co.uk

Brinkley’s garden
多彩なワインと食事の奏でるハーモニー

Brinkley’s -Wine Gallery-

店名の通り、ありとあらゆる種類のワインが揃う。白は20種以上、赤は30種以上と選ぶのに困ってしまう程だ。ワイン・ショップが併設されているので、オーダーして気に入ったら、ボトルを買って帰ることもできる。「おいしいワインを気軽に楽しんでもらいたい」と、レストランのワインはショップの値段と同じというからありがたい。

屋外ダイニング・スペースは、モス・グリーンのペイントと黒いタイルの床が落ち着いた雰囲気を醸す店内を抜けた、裏庭部分。アジサイやバンブーなど涼やかな植物が茂り、さながらヨーロッパの避暑地だ。ガラスの扉越しに裏庭が見えるプライベート・ルームもあるので、外を眺めながら食事を楽しむのも良さそう。料理は、コテージ・パイなどの英国伝統料理から、カレーやバーガーに至るまで豊富なラインナップ。夏のお勧めは、グリル・チキンやゴート・チーズなどがあしらわれたサラダ類だそう。フルーティーなロゼ・ワインと一緒に召し上がれ。

ショップ隣接するショップの棚には
ワインがずらりと並ぶ

住所 49 Hollywood Road SW10 9HX
TEL 020 7352 7572
営業時間 火〜土 ランチ 12:00-16:00 / ディナー18:00-23:30
日・月 12:00-16:00
アクセス Earl's Court駅から徒歩15分
ウェブサイト www.brinkleys.com

The Crabtree
テムズ河の流れを眺めながら

The Crabtree

フラム・パレス・ロードから住宅街を通り抜けると辿り着く、隠れ家のようなガストロ・パブ。300人を収容できる屋外のビア・ガーデンでは、ジャスミンが芳しい香りを漂わせている。2人用の小さなカフェ・テーブルから革張りのゆったりしたソファーまで様々あるので、サマー・パーティーを企画してみても良いかもしれない。一番のお勧めは、店の裏手のスペース。テムズ河の流れを眺めながら、お店自慢のエールやワインが楽しめる。夕暮れ時などは、特にロマンティックに時間を過ごせそうだ。

アット・ホームな雰囲気の店内では、毎日黒板にメニューが手書きされ、カウンターには山盛りのオリーブとパンが並ぶ。夏のメニューとしては、エビと唐辛子を散らしたガーリック・ブレッドや、甘味と爽快感のバランスが絶妙なラズベリー・ソルベのミント・シロップ添えなど、爽やかな風味の品が多く揃う。テムズの風に吹かれて、ロンドンの夏を謳歌したい。

メニュー黒板には毎日手書きで
メニューが記される

住所 Rainville Road W6 9HA
TEL 020 7385 3929
営業時間 月〜土 12:00-23:00 / 日 12:00-22:30
アクセス Hammersmith駅から徒歩10分
ウェブサイト www.thecrabtreew6.co.uk


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