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Fri, 24 November 2017

生きた伝説と謎の眠る地へ
英国ファンタジーの故郷を訪ねて

今年は、ガイ・リッチー監督の最新映画「キング・アーサー」の公開や、児童小説「ハリー・ポッター」シリーズが出版20周年を迎えるなど、何かと英国ファンタジーに注目が集まっている。そこで今回は、ロンドンから足を伸ばして訪れたい、伝説と謎が眠るスポットをご紹介。(取材・文: 山岸 早瀬)

「ダ・ヴィンチ・コード」謎解きのハイライト
ロスリン礼拝堂

ロスリン礼拝堂映画「ダ・ヴィンチ・コード」で謎解きに登場したロスリン礼拝堂
ロスリン礼拝堂礼拝堂の天井に刻まれたグリーン・マン

スコットランドの閑静なロスリン村にたたずむロスリ ン礼拝堂は、1446年にテンプル騎士団に所属していたウィリアム・シンクレア伯爵の命で築かれた。以来、地下室にキリストの頭部のミイラが隠されているとも、テンプル騎士団の宝、あるいは聖杯が隠されているとも言い伝えられる。近年では、2003年出版のベストセラー小説「ダ・ヴィンチ・コード」の謎解きの舞台として使われ、同映画のロケ地としても重要な役割を果たした。原作者ダン・ブラウンは、その魅力を「世界で最もミステリアスで、魔術的な礼拝堂」と語っている。騎士やドラゴン、ケルトの豊穣のシンボル、グリーン・マンの石彫が四方に刻み込まれた内部は圧巻。それらと対峙しながら「暗号の解読」に挑戦してみたい。

Rosslyn Chapel
Chapel Loan, Roslin, Midlothian EH25 9PU
Tel: 0131 440 2159
月~土 9:30-17:00、日 12:00-16:45
£9
www.rosslynchapel.com

列車でLondon Euston駅かKings Cross駅からEdinburgh Waverleye駅へ移動した後、市内から車か、路線バス37番を使いA701経由で約45~60分

魔法の道具を展示する珍しいミュージアム
魔術と魔法博物館

魔術と魔法の博物館コーンウォール半島に位置する魔術と魔法の博物館
魔術と魔法の博物館薬草と魔術の展示室

英南西部に伸びるコーンウォール半島は、各地にアーサー王伝説や妖精伝説が残る、ファンタジーゆかりの地の代表格だ。特にボスキャッスル(Boscastle)という小さな漁村に実在する、魔法にまつわる博物館は見もの。英国で魔術師や魔女と呼ばれてきた人々やその子孫によって寄付された品を一般公開している、世にも珍しい博物館だ。コレクションは、大釜、ほうき、水晶、パワーストーン、ずらりと並ぶ薬草の瓶など、映画や小説で描かれる魔術のイメージ通りのものもあれば、呪いに使われた動物のミイラといった少し怖いものまで。魔女狩りに実際に使われたという拷問器具には背筋が凍る。どれも英国の民間の知恵や、隠された歴史を今に伝える、貴重な品々だ。

Museum of Witchcraft & Magic
The Harbour, Boscastle, Cornwall PL35 0HD
Tel: 01840 250111
毎年4月1日~10月31日
月~土 10:30-18:00、日 11:30-18:00(最終入場は17: 00)
£5
http://museumofwitchcraftandmagic.co.uk

車でA303、A30経由で約4時間。または列車でLondon Paddington駅からBodmin Parkway駅に移動した後、タクシーで30分ほど

伝説の島「アバロン」という説も
グラストンベリーの丘

グラストンベリーの丘英国最大のパワースポットと称されるグラストンベリーの丘
グラストンベリーの丘アーサー王の墓跡が残る、グラストンベリー修道院

サマセットの小さな町、グラストンベリーのランドマークである、小高い「グラストンベリーの丘」は、アーサー王が最期を迎えた伝説の島アバロンではないかとされる。かつてこの一帯は湿地帯だったため、丘はまるで島のように浮いて見えたという。1191年には、この丘でアーサー王と王妃グウィネビアの遺骨が見つかったという言い伝えがあり、1278年、街の中央に位置するグラストンベリー修道院(Glastonbury Abbey)に墓が作られると、多くの巡礼者が訪れた。現在廃墟となっている修道院跡では、中世の格好をしたガイドが、伝説とともに歩んだその歴史を語ってくれる。丘の裾野の庭園内に流れる、聖杯から湧き出る井戸だと言われる「チャリス・ウェル」も必見。

Glastonbury Tor
Glastonbury, Somerset
www.glastonbury.co.uk

Glastonbury Abbey
Magdalene Street, Glastonbury,
Somerset BA6 9EL
www.glastonburyabbey.com

車でM3、A303経由で約3時間、または列車でLondon Paddington駅からBristol Temple Meads駅まで移動した後、路線バス376番で約1時間半

アーサー王伝説とのつながりも噂される
ストーンヘンジ

ストーンヘンジストーンヘンジは魔術師マーリンによって作られた?
ストーンヘンジ高さ7メートルを超える巨石群

紀元前3000年ごろに作られたという巨石群ストーンヘンジは、世界遺産にも登録されている、言わずと知れた英国の一大観光名所だ。天文学や太陽信仰とのかかわりや、ブリテン島最大の神殿だったという説がささやかれてきたが、アーサー王伝説に登場する魔術師マーリンが作った、という説もあることはご存知だろうか。アーサー王の伯父の記念碑を建てるためにと、マーリンが魔法で巨石を運んだのだとか。実際、ストーンヘンジを調査してみたところ、内側に敷かれた比較的小ぶりの石(ブルーストーン)は、240キロ以上西のウェールズから運ばれてきたものだと予想されるそうだ。マーリンと言えば、ウェールズ生まれ。それぞれの関連を追ってみるのも興味深い。

Stonehenge
Near Amesbury, Wiltshire SP4 7DE
9:30-19:00(10月15日までの時間)
£16.50
www.english-heritage.org.uk/visit/places/stonehenge

車でM3、A303経由にて1時間45分、または列車でLondon Waterloo駅からSalisbury駅に移動した後、ツアー・バス「The Stonehenge Tour」で約30分

協力:英国政府観光庁 www.visitbritain.com/jp/ja/

 
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