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Wed, 13 November 2024

村上春樹氏の「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」
英訳版発売

ニュー・ルック
8月30日、ロンドンの大型書店ウォーターストーンズのピカデリー店前で行われた
村上春樹氏のサイン会で行列をつくるファンたち

He is a publishing phenomenon
村上春樹は出版界の逸材

「イブニング・スタンダード」紙 8月14日

村上春樹氏は50言語で40冊以上の著作を出版している。村上氏は出版界の逸材だ。彼の散文には無駄なものがなく、物語の筋は非日常的で風変わりである。また彼はランナーであり、その生活様式は禁欲的な作風を真似ているとの噂が流れている。謎めいた人物であり、西洋の人々は彼を世捨て人だと言う。村上氏は講演会やサイン会を滅多に開催しないが、もし彼自身がトマス・ピンチョンやJ・D・サリンジャーのよう なマーケティング手法を好むのであれば、マーケティング機関は必要な流行現象を大事に育んでいくことだろう。

Murakami is nothing like JK Rowling
村上春樹とJ・K・ローリングは似ていない

「インディペンデント」紙 8月15日

村上氏とJ・K・ローリングは似ても似つかない。彼はトム・クランシーと同じくらい著作が飛ぶように売れる作家でありながら、カルトのままでいる。ダン・ブラウンのような巨匠であるにも関わらず、ファンはまるで秘めごとのように彼に対する愛を共有しているのだ。村上氏は僧侶の息子として生まれた父親を通じて、仏教の伝統に親しんでいる。仏教には実体のない「空」という概念がある。その中では「自己」さえ幻想だ。この概念こそが、絶望に陥ることなく、むしろ読者を刺激し、そして強烈に日本的である村上氏の文章を読み解く鍵となる。

ほかにもこんな日本報道が…

英国人障害者が日本で困ること

BBC Online News 8月14日

手の動きがままならない障害や指の欠損障害を抱える人々にとって、日本における箸の文化がときに困難を与えると示唆する記事を掲載。日本では間違った箸の持ち方をすると社会的逸脱行為に見なされるとする英国人の発言を引用する。

夕張市は「死に方を学んでいる都市」

「ガーディアン」紙 8月15日

北海道の夕張市における2010年時点の平均年齢が57歳であると伝えた上で、同市を「日本でそして世界で、もしかすると史上最も平均年齢の高い都市」であると伝える。また同市が現在「最後の苦しみ」の中にあり、「尊厳ある死に方を学んでいる最中である」とも。

氷上の貴公子にキス

「ガーディアン」紙 8月21日

日本スケート連盟の会長であり参院議員の橋本聖子氏がフィギュアスケート男子の高橋大輔選手にキスを強要したと伝えられている一件について。高橋選手を「氷上の貴公子」と紹介する。

おっぱい募金とセクハラ野次

「デーリー・テレグラフ」紙 9月1日

日本でエイズ予防のための募金を目的として参加者にAV女優の胸を揉ませる「おっぱい募金」というイベントが開催されたと報道。東京都議会で女性議員に向けたセクハラ野次問題が発生したことにも言及する。

 

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