【11月7日付時事】米英当局などの情報収集活動を暴露し、ロシアに一時亡命した元米中央情報局(CIA)職員エドワード・スノーデン容疑者に約4カ月間付き添っていた英国人女性記者サラ・ハリスン氏が弁護団から「帰国するのは安全ではない」との助言を受けたことが分かった。同氏が6日、法律顧問を務める内部告発サイト、ウィキリークスを通じ声明を発表した。同氏は先週末モスクワを離れドイツに入国したという。
なぜ帰国が危険なのかは詳述していないが、スノーデン容疑者の情報を基に暴露記事を書いてきた「ガーディアン」紙の記者の交際相手が英当局に「テロ対策」で拘束されたなどと指摘しており、帰国すれば自分も拘束される可能性を示唆した。
声明によれば、ハリソン氏はスノーデン容疑者の香港出発から亡命後のモスクワ滞在まで付き添ってきた。スノーデン容疑者については「今は安全」としている。
Sun, 06 October 2024