(上海 5月12日 時事)中国ニュースサイトの「澎湃新聞」が12日までに伝えたところによると、製薬大手アストラゼネカはこのほど、江蘇省無錫市で最新工場の建設工事を本格化させた。投資額は約4億7500万ドル(約700億円)。
用地(敷地面積3万平方メートル)を取得し、製剤生産ラインや包装ラインなどを導入する。2028年第4四半期に稼働予定で、新工場で脳血管疾患向けの治療薬などを手掛ける。国内のほか、海外にも輸出する。
アストラゼネカは1993年、無錫に中国初の生産拠点を確保。無錫工場を中国事業本部と位置付けており、開発から生産、物流、卸売りまで一貫して手掛ける。昨年に無錫で最新工場を建設することで政府関係者らと合意し、準備作業を進めてきた。
Fri, 23 May 2025