(ロンドン 6月7日 時事)BBC放送は6日、サッカーの元イングランド代表主将デービッド・ベッカム氏(50)に、チャールズ国王からナイトの爵位が授与されると伝えた。14日の「国王公式誕生日」の叙勲として正式発表され、今後は「サー」の敬称を付けて呼ばれることになる。
ベッカム氏はイングランド代表やプレミアリーグ、マンチェスター・ユナイテッドで長く活躍。こうしたサッカー選手としての功績のほか、国連児童基金(ユニセフ)などでの活動を通じた社会貢献が評価されたという。2003年には大英帝国勲章OBEを授与されている。
ベッカム氏と王室とのつながりは深く、国王が設立した慈善団体の「大使」を務める。22年にエリザベス女王が死去した際には弔問のため、「スーパースター」であるにもかかわらず一般市民と同じ行列に長時間並んで話題になった。
Tue, 10 June 2025