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Mon, 03 August 2020
バスカー土門の人生相談

土門秀明(どもんひであき)
山形県酒田市出身。バブルガム・ブラザーズのギタリストとして活躍後、渡英。2003年、日本人初のロンドン地下鉄演奏許可証(バスキング・ライセンス) を取得。著書に「地下鉄のギタリストBusking in London」(水曜社)がある。入魂のソロアルバム「From the Underground」 、ライブアルバム「Live in Tube」 も絶賛発売中。2012年5月より「地下鉄のギタリスト 第2章 激闘編」として未発表日記、爆笑ボツネタブログを開設!www.domon.co.uk

Here, There and Everywhere by The Beatles

Dear ドモンさん
マンチェスター在住の主婦です。重い内容 なのですが、いろんな人の考え方を聞きたいと思いお便りしました。実は先日、日本に住んでいる私の友人が自殺してしまいました。世間には「自殺は最も悪い死に方で、成仏できない」と言う人もいます。でも、それではあまりにも彼女が可哀想で……。最近、いつも彼女のことを思い出しては気が滅入っています。彼女の死をどう捉えたら良いのでしょうか。

回答

僭越(せんえつ)ながら私の考えを述べさせていただきます。

「自殺は悪い」としてしまうと、死んだ人に鞭打つことになってしまいます。亡くなった友人はどうやっても帰ってこないのですから、せめて彼女の死を肯定してあげたらどうかと思うのです。強引な考え方かもしれませんが、彼女には選択の余地があったのです。「生きる」か「死ぬ」か、自分の判断で自分の最後を決められたわけです。それにひきかえ、不慮の事故や病気で急に亡くなった方は、もっと気の毒だと思います。夢や希望もまだまだあって、これからという時に死んでしまったのでは、死んでも死にきれないだろうと思うのです。

あなたの友人は、自分で「もうこれまで」と悟って、納得して死を選んだのだと思います。精一杯生きて、悩んで、自分で決断したことですから、彼女の意思を尊重してあげたらどうでしょうか。自殺は決して良いことだとは私も思っていませんが、亡くなった方としても、生前辛い思いをして、死んでからも非難されたのでは、浮かばれないと思うのです。今はただ、故人の冥福を祈ろうじゃないですか。

そんなあなたに
Here, There and Everywhere
by The Beatles

ビートルズ・ナンバーの中でも特に好きな曲で、バスキングでも毎回演奏しています。バスカー仲間でサックス奏者のジョンさんは、病気で亡くなられた友人の葬儀の時、この曲を吹いて送ってあげたそうです(号泣しながらだったそうですが)。私も今回、この曲をあなたの友人に贈ります。彼女が天国に行けるよう、一緒に歌ってくれい!

 
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