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Thu, 23 January 2020

ロンドン妊婦のつぶやき

第25回 離乳食作り

第25回 離乳食作り

息子も生後5カ月になったので、離乳食を始めた。それまで母乳オンリーだった息子の胃に野菜や果物が登場するなんて、彼にとっては画期的なことだし、私にしてみれば、離乳食の準備という重大かつ七面倒くさい任務が増えるということで、慣れない育児も第2段階に入った感がある。

さて、記念すべき最初の離乳食は、お米。お米と言っても、日本風のおかゆではなく、ライス・シリアルという、粉末状のお米をミルクで溶いたもの。ライス・シリアルは英国において最もポピュラーな最初の離乳食のようだ。一般的にパン食の英国民も、最初の食事はお米だなんて、意外や意外。

ライス・シリアルの後、野菜や果物のピュレに移行するのだが、消化器官が完全ではない赤ちゃんの食事を用意するのは、やはり気を遣う。食器や調理器具は必ず加熱消毒し、食べ物は新鮮なものを、きれいに皮を剥いて。英国では、近年オーガニック食品ブームが続いているが、ブームの火付け役は、離乳食の素材に気を遣う母親たちだったそうだ。かくいう私も、離乳食作りのために、オーガニック野菜のデリバリー・サービスを利用し始めた。小さな胃袋の持ち主が、我が家のエンゲル係数を押し上げている。

離乳食

今後の息子の食を考える上で課題となるのが、夫の食事との折り合いだ。というのも、夫はベジタリアンの両親に育てられた、生粋のベジタリアン。ビーガンではないので卵や乳製品はOKだが、魚介類はアウトなので、ダシの効いたお味噌汁なんかも口にできない。息子には日本的味覚も身につけてほしいので、ベジタリアンにするつもりはないが、そうなると夫用と息子用、2種類の食事を用意することになる。ちょっと頭が痛いが、まあ、何とかなるだろう……。

さて、このコラムは今回で最終回です。書き始めは妊娠中で、当時はいずれ離乳食について書くことになるとは、まったく予想できませんでした。2年目に突入した英国生活、これからもアンテナを張って様々な発見をしていきたいと思います。今までありがとうございました。

 
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Mcleod 和子
英国の大学院に留学後、日本で会社員生活を送る。日本で出会った英国人と4年の交際を経て結婚。夫の転勤に伴いロンドンに移住した直後に妊娠が判明する。現在30歳。
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