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Tue, 20 August 2019

夏の終わりを締めくくる、冷たいデザート・カフェ9選

冷たいデザートと一口に言っても、アイスクリームから冷やしぜんざい風のものまで、テクスチャーや発祥国は多種多様。さらに、様々な人種が入り混じり、オリジナルの味を知る舌の肥えた消費者が多いここ英国では、クオリティーの高さも要求される。今回は、絶品冷菓が楽しめる、ロンドン市内の厳選カフェ9店をご紹介。冷たいデザートで夏気分を楽しんでみてはいかがだろうか。 (Shoko Rudquist)

こだわり抜いた高品質ジェラートに脱帽
Scoop

ScoopPistachio/ Venezuelan Chocolate 2フレーバーで£3.50

終日賑わうコベント・ガーデンのすぐ近く、人通りの多い道を少し外れた静かな通りに、オレンジ色のポップな看板文字が踊る。オーナーのマテオさんは、伊・トスカーナ出身。地元イタリアの高品質なジェラートをロンドナーに提供したいと、3年前に同ショップを開店した。そんな彼が「アイスクリーム・マシーンのロールス・ロイス」と胸を張る、最高級マシーンを使って製造したジェラートは、味が劣化しないよう厳密な温度管理の下、ディスプレーされている。

フレーバーに関してもこだわり抜いた結果、同じ味でも原材料の産地別に販売するに至ったそう。お勧めのピスタチオ味は、同ナッツの名産地シチリアで2年に1度しか収穫できないという最高品種を使用。週末ともなると小さな店の前に行列ができるのにも納得だ。年に1度は期間限定でスペシャル・フレーバーを紹介。来月25日には、原産地別に様々なチョコレート・フレーバーが楽しめる「I LOVE CHOCOLATE」と題されたイベントが開催される。

● Scoop
40 Shorts Gardens WC2H 9AB
020 7240 7086
月〜日11:30-22:30
Covent Garden駅から徒歩5分
www.scoopgelato.com

仏老舗が手掛ける、繊細なデザートを頂く
Ladurée

LaduréeRose Milk Shake £5.80

1862年、仏パリに店を構えた小さなベーカリーは、時を経て、押しも押されもせぬ名店となった。老舗パティスリー、ラデュレ。映画「マリー・アントワネット」にも登場した、パステル・カラーの愛らしいマカロンが有名だ。しかしそんなラデュレには、実はとても素敵な逸話を持つデザートがある。現オーナーのデービッド・ホルダー氏が、幼い頃、日曜になると店舗に足を運んで家族とともに頬張ったという、アイスクリームだ。氏はその懐かしい思い出を胸に、後に同店の買い取りを決めたのだとか。

そんなラデュレでぜひ試してほしいのは、よく磨かれた銀食器に注がれた、薄紅色の見目麗しい「ローズ・ミルク・シェイク」。一口含むと、青みを感じさせない柔らかなバラの香りが、鼻腔を軽やかに駆け抜ける。好みのフレーバーが選べるアイスクリーム・ディッシュ、「レ・ミニ・マカロン・グラッセ」もお勧め。添えられた4種のマカロンにもアイスが挟んである、小技の利いた逸品だ。

● Ladurée
Harrods 87-135 Brompton Road SW1X 7XL
020 3155 0111
月〜土9:00-21:00 日12:00-18:00
Knightsbridge駅から徒歩3分
www.laduree.co.uk

アルゼンチン発、クールなアイスクリーム・パーラー
Freggo

FreggoDolce de Leche/ Malbec & Berry 2フレーバーで£3.95

巷では「アルゼンチン発のポッシュなアイスクリーム」と呼ばれているそうだ。リージェント・ストリートから繋がる、高級レストラン街の一角を優雅に陣取るこちらでは、暑い南米の国発信ということもあってか、一般的なものより乳脂肪分を抑えたライトなアイスクリームを扱っている。乳脂肪分の含有率は12.5%。どちらかと言うとジェラートに近い軽やかさだ。

様々あるエキゾチックな名称のフレーバーの中でも、特にアルゼンチンならではと言えるのは、トフィー系の濃厚な「ドルチェ・デ・レチェ」と、「凍ったサングリア」とでも呼びたい「メルベック & ベリーズ」。後者は柑橘系の酸味がまろやかに溶け込んだ赤ワインのような、爽やかなのに深みもある、大人びた印象の風味を持つ。そしてこれら全く趣の違うフレーバーを、2つ合わせて食べるのがアルゼンチン流。濃厚な甘みに酔いながら、落ち着いたフルーティー・フレーバーでお口を整える、その絶妙なコンビネーションをぜひ試してもらいたい。

*このお店は閉店しました。

● Freggo
27-29 Swallow Street W1B 4QR
020 7287 9506
月〜木8:00-23:00 金8:00-2:00 土10:00-2:00 日10:00-23:00
Piccadilly Circus駅から徒歩3分
www.freggo.co.uk

英国王室御用達、優雅なアイスクリーム・パーラー
The Parlour Restaurant at Fortnum & Mason

The Parlour Restaurant at Fortnum & MasonKnickerbocker Glory £12

言わずと知れた英国王室御用達デパート、「フォートナム & メイソン」が運営するのが、こちらの優雅なアイスクリーム・パーラーだ。フレーバーはすべて天然素材から抽出。ミルク・シェイクなどに使われる牛乳なども含め、使用するのはすべてオーガニック製品だ。ジンジャーとハチミツのアイスが浮かんだ「ジンジャー・ビア・フロート」なんていう、少し風変わりなデザートも用意しているが、一番のお勧めは、見るも可憐な「ニッカボッカ・グローリー」。

いわゆるパフェだが、お馴染みバニラに加え、ストロベリー・バルサミコ・ビネガー、ストロベリー・ショートブレッドという目新しいフレーバーのアイスクリームが層を成す。合間にはラズベリーとパイナップル、仕上げにはたっぷりのクリームに甘酸っぱいラズベリー・ソースが絡み、高々とそびえるシガー・クッキーが愛嬌を添えている。ラブリーな見た目からは意外な気もする、甘さを抑えた仕上りが、品格の高さの象徴なのかも。

● The Parlour Restaurant at Fortnum & Mason
181 Piccadilly W1A 1ER
0845 602 5694
月〜土 10:00〜19:30、日 11:30〜17:30
Piccadilly Circus駅から徒歩5分
www.fortnumandmason.co.uk

新世代チャイニーズ・カフェでまったりと
Candy Cafe

Candy Cafe左からRed Been Grass Jelly with Sago Cream(£3.60) 、Bubble Milk Drink Taro Milk+QQ Jelly (£3.55+£0.80) 、Pomelo & Mango Sago Cream (£3.60)

ニュー・チャイニーズとでも言うのだろうか。ここ最近、チャイナ・タウンには、味だけでなく総合演出にも力を入れた、洒落たレストランやカフェが続々誕生している。そんな新世代を牽引する1人が、こちらのオーナー、ケイさんだ。純粋なカフェを見付けるのが難しかったチャイナ・タウンに、1年前、同店を開店。店名は奥さんの名前というスイートな発想も、若い世代ならではだ。

メニューには、あずきにタピオカ、お団子にかき氷と、アジア人なら泣いて喜ぶ甘味が並ぶ。特にお勧めなのは、「マンゴーしるこ」とでも命名したい、「ポメロ & マンゴー・サゴ・クリーム」。熟した新鮮なマンゴーと、ポメロと呼ばれる東南アジア原産の柑橘類の果実、そしてサゴヤシの澱粉からできたサゴ・パールが、サゴ・クリームにたっぷり浸っている。ほんの少し、日本のミックス・ジュースを連想させる、どこか懐かしい味だ。頼もしい新世代カフェで、アジアン・フレーバーにどっぷり浸りたい。

● Candy Cafe
1st Floor, 3 Macclesfield Street W1D 6AU
020 7434 4581
月〜日12:00-23:30
Piccadilly Circus/Leicester Square駅 から徒歩5分

実直なオールド・スコッツの誇りを凝縮
Frae

Frae左からNatural with Raspberry (£3.70) 、 Green Tea (£3.10)

「フレー」と発音する店名は、スコットランドの古い言葉で「From」を意味する。もちろん、オーナーのドナルドさんとマーティンさんはスコットランド出身だ。提供するフローズン・ヨーグルトも、素朴で実直なオールド・スコッツの誇りを凝縮したシンプルな作り。ダイエット・ブームから派生したノン・シュガー製品の流行などにも我関せずと、オーガニックのスキム・ミルクにプロバイオティクス乳酸菌を加えて製造したヨーグルトには、未精製の砂糖でほんのりとした甘みを加えている。

酸味をほとんど感じさせないまろやかな風味は、家にある材料だけで作ったおやつを思わせる、優しい味わいだ。レジの横で回るレコードは、ドナルドさんたち自身がセレクトしたもの。気取りのない空間演出は、子供からお年寄りまでが気軽に立ち寄れるようにとの心遣いからだ。ゆっくりと地元に溶け込んでいきたいと話す彼らが目指すのは、信頼に値する製品とサービス提供以外の何ものでもない。

*このお店は閉店しました。

● Frae
27 Camden Passage N1 8EA
020 7704 6538
月〜日11:00-22:00
Angel駅から徒歩5分
www.frae.co.uk

木漏れ日を浴びて、気分はイタリア人
Gelato Mio

Gelato MioAffogato £5

ロンドンの西、ホランド・パークに程近い閑静な地区。背の高い街路樹から注ぐ木漏れ日を浴びながら、落ち着いた雰囲気のハイ・ストリートを行くと、オレンジとダーク・ブラウンを基調にしたシックなパーラーが見えてくる。元々金融関係の仕事でロンドンに居を移した、伊ミラノ出身のカルロさんが、地元イタリアの味を再現しようと2008年にオープンした「ジェラート・ミオ」の第1号店だ。

原材料は100%ナチュラルなものを用い、保存料や添加物は一切加えない。製造してから6日以上経ったジェラートは破棄し、メニューは季節ごとに変える。店名にイタリア語で「私のジェラート」を意味する言葉を冠した、カルロさんのプライドだ。そんなカルロさんのお勧めは、「ミルクの花」と呼ばれるミルク風味のジェラートが、エスプレッソ(またはホット・チョコレート)に浮かぶ「アフォガート」。店の前に置かれた木陰のテーブルでのんびりと過ごせば、心はミラノの空の下だ。

*このお店は閉店しました。

● Gelato Mio
138 Holland Park Avenue W11 4UE
020 7727 4117
月〜木 7:30-22:30 金 7:30-23:00 土 9:00-23:00 日 9:00-22:30
Holland Park駅から徒歩5分
ノッティング・ヒル、セント・ジョンズ・ウッド、フラム、マズウェル・ヒルにも支店あり
www.gelatomio.co.uk

ヘルシー志向のポップな新顔
Snog

SnogSnog Special with Limited Edition Spoon£4.95

日本や米国ではお馴染みだが、英国ではあまり見かけることのなかったフローズン・ヨーグルト。それがこのところ、徐々に市民権を得てきている。ピカデリー・サーカスから程近いソーホー地区の一角にも、時間とともに色調を変える電飾がポップな、フローズン・ヨーグルト・パーラーがお目見え。 こちらの製品は、メキシコなどに自生する植物、「アガべ」から採れるシロップを砂糖の代わりに用いた、完全ノン・シュ ガー・タイプだ。ナチュラル/グリーン・ティー/チョコレートの3種類から選び、好みのトッピングを載せていく。甘ったるさとは無縁の、ついつい後を引く絶妙の酸っぱさが秀逸だ。

トッピングにも工夫を凝らしており、新鮮なフルーツはもちろん、自社製のブラウニーや、グリーン・ティー味にぴったりの餅まで扱っている。場所柄、午後9時を過ぎてからが最も忙しいのだとか。アイスクリームとは違うさっぱりした口当たりが、パブで騒いだ後の喉の渇きにうってつけなのかも。

● Snog
9 Brewer Street W1F 0RG
月〜木 11:00-24:00 金・土 11:00-1:00
Piccadilly Circus駅から徒歩5分
www.ifancyasnog.com

緑の中で楽しむ、スーパー・オーガニック・アイス
Cow & Coffee Beans

Cow &  Coffee BeansDolce de Leche/ Malbec & Berry 2フレーバーで£3.95

週末ともなると、ピクニックやスポーツを楽しむ人たちで溢れるリージェンツ・パーク。南東から入り、丁寧に整備された花壇を眺めながらアベニュー・ガーデンズを進むと、木陰にこぢんまりと佇むコテージが現れる。そこで頂けるのが、英南西部コーンウォール発、乳牛たちが暮らす牧草地さえ安全性が保証されている*という、筋金入りのオーガニック・アイスクリームだ。当然添加物は一切使用しておらず、他社製品だと往々にして緑色をしたチョコ・チップ・ミント味も、自然なクリーム色。

英国ではスコーンのお供でお馴染み、「クロテッド・クリーム」の名を冠したフレーバーもお勧めだ。バニラを超える濃厚な味出しで、同店人気メニューの「コーラ・フロート」にも使われている。このフロート、日本のようにアイスクリームを氷で支えることはしないので、すぐ泡で溢れるのが玉に傷だが、そこはご愛嬌。緑の中、大らかな気分でカジュアルに楽しみたい。

*英国土壌協会認定

● Cow & Coffee Beans
The Broadwalk, Regents Park NW1 4NU
020 7935 5729
夏期 月〜日8:00-20:00 冬期 月〜日8:00-16:00
Regent's Park駅から徒歩10分
www.companyofcooks.com



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