マウントゴックスの経営破綻とビットコイン
Bitcoin will survive
ビットコインは生き残る
「ガーディアン」紙 2月25日
仮にマウントゴックスの経営破綻がビットコイン全体を取り返しのつかないほどの状態に追い込むことになったとしても、ビットコインはまた別の姿になって再び姿を現すだけだ。ビジネスにおける円滑な人間関係を結ぶのは苦手だが頭脳明晰な人々に対して瞬時に100万ドルを稼ぐ方法を与えるというだけでも、仮装通貨の存在意義は十分である。その技術と狡猾さを生かすことを可能とする、より有益な何かを見つける日がくるまで、彼らビットコイン関係者たちはこの仕組みを根気良く利用し続けるであろう。
It’s denial
問題は現状を否認する姿勢
「エコノミスト」誌 2月25日
マウントゴックスに関するトラブルは常に予期されていた。カルプレス氏に売却されてからは問題続きだったのだから。ただこれまでと同じく、ビットコイン業界は何事もなかったかのように振る舞っている。促進団体であるビットコイン・ファウンデーションのブログにおける本日のエントリー内容は、オランダのアムステルダムで開催される「ビットコイン 2014」なるイベントの紹介であった。ビットコインについての真の問題は、サービス妨害攻撃ではなく、このような現状を否認する姿勢にこそあると思わざるを得ない。
ほかにもこんな日本報道が…
豆腐料理の作り方が100種類
「デーリー・メール」紙 2月21日
100種類もの豆腐料理の作り方を記した「豆腐百珍」という江戸時代のレシピ本を紹介。
東京のミステリー
「デーリー・テレグラフ」紙 2月21日
東京都内の図書館で「アンネの日記」のページが破られる事件が相次いでいることを「ミステリー・イン・トーキョー」との見出しを掲げて報じる。
原発政策でUターン
「フィナンシャル・タイムズ」紙 2月25日
2月25日に公表されたエネルギー基本計画の原案において、原子力発電が「重要なベースロード電源」と位置付けられていると指摘し、原子力発電所の新規建設もあり得ると報道。菅元首相が2040年までに実現すると掲げた脱原発方針は、事実上、同方針の策定当初から機能する見通しが立っていなかったとも。
日本の右翼とは
「エコノミスト」誌 3月1日
「日本の右翼」との見出しを掲げて、特攻隊を描いた映画「永遠の0」の大ヒット、知覧特攻遺書の世界記憶遺産登録を目指した動き、東京都知事選での田母神氏の躍進などの動きを報じる。
日本映画が西部劇に賛辞
「オブザーバー」紙 3月2日
李相日監督の新作映画「許されざる者」についての批評記事。西部劇はこれまで「7人の侍」を始めとする日本の巨匠作品のテーマを借用してきたが、同作では逆に日本映画が西部劇に賛辞を送っていると解説している。