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Sun, 03 November 2024

バブル崩壊後の日本における労働環境の変化

Egalitarianism is beginning to crumble
平等主義が崩壊し始めている

「ガーディアン」紙 4月25日

「ガーディアン」紙(電子版)は4月25日、世界に称えられている日本の平等主義が崩れ始めていると伝える記事を掲載した。

同記事は、他国と比べ日本の企業トップの給与が低い点や、国民皆健康保険などに言及し、日本は世界で最も平等な経済大国であると広く認識されていると説明。一方で、日本の平等主義体制は崩壊し始めているとした。

勤勉と自己犠牲が終身雇用や定期昇給制度などで報われてきた勤務体系は、90年代初期のバブル崩壊で壊れたと指摘。正規雇用者と非正規雇用者の給与格差に触れたほか、過労死問題についても述べ、企業の「所有物」となって働いても大幅なキャリアアップを見込めず、退職後の生活水準も可もなく不可もない程度となることが予想される状況は、自己犠牲の見返りとしては不十分と考える人が増えているとした。

The eternal idol
永遠のアイドル

「サン」 4月19日

大衆紙「サン」(電子版)は4月19日、歌手の松田聖子さん(55)が女性肌着大手トリンプ・インターナショナル・ジャパンの新ブランドのモデルとして起用されたことを報じた。

記事は松田さんを、80年代のポップスターで、日本のメディアから「永遠のアイドル」と呼ばれていると紹介。また、日本の化粧品やファッション業界は経済的に余裕のある40~50 代の女性をターゲットにしており、トリンプはこの年齢層に合ったモデルを起用したと伝えた。

Japan records first annual trade surplus in six years
日本、6年ぶりの年間貿易黒字を記録

「タイムズ」紙 4月20日

「タイムズ」紙(電子版)は4月20日付の記事で、日本の2016年度の貿易収支が4兆円となり、東日本大震災の発生以来、6年ぶりの黒字を記録したと報じた。

同記事は、2011年に発生した福島第一原発の事故後、火力発電用の重油輸入が増加してから初めて貿易収支が黒字化したと説明。また、慢性的に停滞していた日本経済が成長の兆しを見せる一方で、保護主義的な政策を打ち出すトランプ米政権との貿易摩擦リスクは高まっているとの見解を示した。

More than four million middle-aged “parasite singles”
中年の「パラサイト・シングル」が400万人以上

「インディペンデント」紙 4月20日

「インディペンデント」紙は4月20日、日本で親と同居し親の収入を頼りにしている中年の未婚者が450万人いると伝える記事を掲載した。

同記事は、2016年に35歳から54歳までの無職あるいは非正規労働者で親と同居している未婚者は450万人いると説明。未婚者が増える原因には、ライフスタイルの多様化だけでなく、低賃金で不安定な雇用の増加もあると指摘する専門家の声を紹介している。

Japan’s crackdown on beer ads
ビール広告を厳しく取り締まる日本

 「デーリー・テレグラフ」紙 4月26日

「デーリー・テレグラフ」紙(電子版)は4月26日、日本のビール業界が広告内でビールを飲む人のクローズアップや飲むときの「ゴクゴク」といった効果音の使用を自主規制していると報道。これまでメル・ギブソンやハリソン・フォードらハリウッド俳優が広告に採用されていたが、笑顔のスターが「オイシイ」と言う広告の時代は終わるとしている。

また、新たな自主基準はそのほか、25歳未満のタレントを広告に採用しないよう勧告しているとも伝えた。

Japan minister quits after saying it was 'better' tsunami hit the north of country
津波に襲われたのが東北で「まだ良かった」発言の大臣が辞任

「ガーディアン」紙 4月26日

片山真里

「ガーディアン」紙(電子版)は4月26日、2011年の東日本大震災について、東京ではなく東北でまだ良かったと発言した今村雅弘前復興相の辞任について報じた。同記事は、今村前復興相がその数週間前には記者会見の席上で自主避難者を軽んじる発言を行ったと説明。また、務台俊介復興政務官や中川俊直経済産業政務官の引責辞任についても触れた。

 

 

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