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時代の変遷とともに減少し続ける銭湯
Tokyo’s once ubiquitous public baths are fighting to survive
かつて東京の至るところにあった銭湯が生き残りをかけて戦う
「エコノミスト」紙 8月10日
10日付「エコノミスト」誌は、生き残りをかけて様々な取り組みを行う日本の銭湯について解説する記事を掲載した。
同記事は、1964年の東京オリンピック開催に向けて近代化が進む前は、東京都内の40%もの世帯には風呂がなく、大勢の人々が銭湯に依存していたと説明。しかし最高で2700軒ほどあったとみられる銭湯も今では600軒以下まで減り、その多くが高齢者の夫婦によって運営されているとした。記事は、こうした銭湯が客を引き寄せるために苦心している例として、豪華なスパをオープンしたり、コンサートなどを開催するところもあると紹介している。また、1773年創業、東京最古の銭湯である「あけぼの湯」が後継者難に悩む様子も伝えた。
Can Japan provide answers to the west’s economic problems?
日本は西欧諸国の経済問題への解決法を提供できるか
「フィナンシャル・タイムズ」紙 8月2日
「フィナンシャル・タイムズ」紙（電子版）は2日、日本と欧米諸国を一人当たりの国内総生産（GDP）や移民数、高齢者の割合など様々な視点から比較し、日本が西欧諸国の抱える問題を解決するヒントとなるかを検証する記事を掲載した。
記事は、日本の移民に対する方針やマクロ経済政策は労働力不足を深刻化させていると指摘。もしこれが究極的に賃金上昇に結び付くようならば、これこそ「ブレグジット後の英国」などの国々の先例となるだろうとした。
Takeaways in Japan delivered to your door by a robot
あなたの家までロボットが配達
「タイムズ」紙 8月7日
「タイムズ」紙（電子版）は7日、ZMP社が開発した宅配ロボットの実験が今月から開始されると伝えた。
記事は、「キャリロデリバリー」のプロトタイプは夜間の配達用にライトを搭載し、最大100キロの荷物を運搬することが可能だと説明。一つ懸念されるのは、日本の混雑した歩道上を走行しなければならない点だとしたのに加え、日本では歩道をロボットが自動走行することを想定した法制度がないため、ZMPは法改正を求めていくつもりだと述べた。
Haruo Nakajima, actor who played the original Godzilla, dies aged 88
初代ゴジラ役を演じた中島春雄さんが88歳で死去
「ガーディアン」紙 8月8日
「ガーディアン」紙（電子版）は8日、映画「ゴジラ」シリーズで初代ゴジラ役を演じたスーツアクター、中島春雄さんの死を伝えた。
同記事は、中島さんが同シリーズの初期の12作品に出演したほか、黒澤明監督の「七人の侍」などに出演したと紹介。多数の着ぐるみ俳優たちがゴジラを演じてきたが、多くのファンは中島さんのゴジラこそ決定版だと信じており、中島さんも2014年に「自分のゴジラが最高だ」と発言したという。
A tribute rooted in tradition
伝統に根差す敬意
「サンデー・タイムズ」紙 8月13日
「サンデー・タイムズ」紙（電子版）は13日、小泉八雲ことラフカディオ・ハーンの故郷の一つであるアイルランドのトラモアにある庭園を紹介する記事を掲載した。
同記事は、20世紀初めにアイルランドで造られた日本庭園の中で現存している2つの庭園は日本のエッセンスを散りばめた西洋の創造の産物であると説明。それと比べ、1世紀ほど後に誕生したラフカディオ・ハーン庭園は、日本の庭園造りの原則を忠実に守ることを念頭に置いたものだとした。
The King of Monsters only truly feels at home in Japan
怪獣の王者が伸び伸びできるのは日本だけ
「インディペンデント」紙
映画「シン・ゴジラ」の英国公開を受け、英各紙がレビューを掲載。「インディペンデント」紙は星3つを付け、「この作品は日本の官僚制度と政府の災害への対応を描くことに焦点を当てている」などと評した。一方、「タイムズ」紙は星1つ。「怪獣映画や日本の官僚制度、レベルの低い特殊効果に対する皮肉」なのかもしれないが、質の悪い映画だとした。
