ディストピアを描く世界観と日本の再生
An anime classic’s dark prophesy of Neo Tokyo is being used to sell next year’s Olympic Games
ダークなSF漫画「AKIRA」で2020年五輪・パラリンピックを紹介
「フィナンシャル・タイムズ」紙 2月11日
「フィナンシャル・タイムズ」紙は11日、 2020年五輪・パラリンピックに向けて進む東京の都市開発を紹介したNHKのドキュメンタリー番組「東京リボーン」が、大友克洋のSF漫画「AKIRA」の世界観に基づいているとする記事を掲載した。
記事は、夢や希望を象徴するはずの五輪・パラリンピックを、その対極にある反ユートピア作品「AKIRA」を使って説明するのは驚きだとしながらも、1988年にアニメ映画化され世界的な評価を得た「AKIRA」が、偶然にも五輪開催を目前とした2019年の東京を舞台にしていることから、NHKが五輪と結びつけたのは理解できる、と説明。
そして、「AKIRA」では第三次大戦で破壊され、そこから再生した「ネオ東京」が描かれているが、実際の東京という都市も、歴史上最大のバブルの崩壊や震災などの災害を経て、「不利な状況から復活を遂げつつある」と結んだ。
Japan’s deputy prime minister apologises after blaming women for declining population
麻生副総理、人口減少は女性のせいと発言した後で「謝罪」
「インディペンデント」紙(電子版) 2月5日
「インディペンデント」紙(電子版)は5日、野党議員に「子供を産まないのは問題」という発言を追及された麻生氏が、「誤解を与えたとすれば撤回する」と答えたとした。
Why Japan’s prime minister pines for four desolate islands
なぜ日本の首相は4つの荒涼とした孤島を欲しがるのか
「エコノミスト」誌(電子版) 2月7日
「エコノミスト」誌(電子版)は7日、安倍首相が政治家だった父や祖父の遺志を継ぎ、任期中の北方領土返還を目指しているとし、北方領土問題の歴史を報道した。
Valentine's Day: Japanese women push back against ritual of giving chocolates to male colleagues
廃れつつある?バレンタイン・デーの義理チョコ
「インディペンデント」紙(電子版) 2月11日
「インディペンデント」紙(電子版)は11日、日本には女性が社内の男性に義理チョコを配る慣習があるが、最近では自分にチョコレートを買う女性が増えたと伝えた。
Taiji dolphin hunt: activists to launch unprecedented legal challenge
「イルカは魚ではなく哺乳類」などとして捕鯨反対団体が和歌山県知事を提訴
「ガーディアン」紙(電子版) 2月13日
「ガーディアン」紙(電子版)は13日、日英の捕鯨反対団体が、和歌山県太地町で行われているイルカ漁をめぐり、仁坂吉伸県知事に対し訴訟を起こしたと報じた。
ドイツにおける日本報道
Mehr Mut und ein Friedenszweig für Trump
メルケル氏が訪日: より多くの勇気と平和の枝をトランプ氏へ
「フランクフルター・アルゲマイネ」紙(電子版) 2月4日
4日の「フランクフルター・アルゲマイネ」紙(電子版)が、アンゲラ・メルケル独首相の訪日を報じた。同紙は、穏やか気候となった4日の東京で、安倍首相が「メルケル氏が日本に春をもたらしました」と歓迎したと報道。さらに同紙は、両首脳が、働き手の不足やデジタル化、 ロシアや中国、米国における国際秩序の危機や貿易摩擦における課題について協議し、両国が歩み寄ることを望んでいると述べた。また、メルケル氏が日欧間の自由貿易協定JEFTAの発効後、東京を訪れた欧州の最初の首脳であると伝えた。
記事要訳: ドイツニュースダイジェスト