イギリスにおけるビザ申請の新制度について②
前回に引き続き、新制度へと移行した学生ビザの申請方法についてです。
既に、「生態認証が必要になった」「ポイント制による審査になった」といった点については説明致しました。今回は、「審査場所が集約化された」こと、そして「現地では学生ビザの新規申請を受け付けない」の2点についてお話致します。
「審査場所が集約化」されたというのは、すべてのビザ申請書類は日本からマニラの英国大使館に送られ、UK Boarder Agencyのスタッフにより審査されることになったということです。これにより、英国大使館では審査期間を10日間程度としていますが、時期やケースによって2~3週間程度、他エージェントでは6週間もかかったという例も出ているようです。申請をできるだけ早めに行う(3カ月前から申請可能)ために、その分、留学の準備も早めに開始する必要があります。また、申請費用も大幅にアップ(General Student Visa で2万1750円)となりました。
「現地では学生ビザの新規申請を受け付けない」ということは、短期滞在ビザから学生ビザへの変更が現地では一切出来なくなったことを意味します。この変更により、6カ月未満のコースを受ける場合でも、コース延長の可能性がある場合は、日本で学生ビザを事前に申請取得しておく必要があります。「日本で学生ビザを取得されイギリスへ入国された方で、進学などにともなって滞在期間を延長する場合は、現地で延長の申請が可能です。ただし、申請費用は、郵送申請の場合で£357と日本国内での申請と比較すると高めとなります。」
英語力が全くの初心者レベルにある方や、6カ月未満の留学の方は、以前と同じくイギリスに到着した際に、入国審査官の審査を受け、Student Visitor Visaの許可を受けることになりますが、不正入国防止のための管理強化により、以前と比べて審査がより厳格になっています。渡英目的の証明や資金証明ができない場合などは入国拒否されることもありますので、準備や対応には充分に気を付けましょう。Student Visitor Visaも事前に申請が可能ですので、取得してから入国するのも確実な方法です。
またビザ申請についての詳細は現在、随時変更になっている状況です。 最新の情報は、UK Border Agencyのホームページ(www.ukba.homeoffice.gov.uk) にてご確認ください。
また、個人申請が難しくなったとされる学生ビザ申請にかかるアドバイスや確認作業、翻訳証明手配などのサービスを、最新ビザ情報をもとにして、1人ひとりの状況やニーズに合わせて、アフィニティで提供しています。
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中畑 寿子
アフィニティ・エデュケーショナル
留学・キャリアコンサルタント
ロンドンの語学スクール、カレッジ、大学留学で合計約5年間を過ごし、現在、この経験をもとに、イギリス留学、語学研修、帰国後の転職に関するセミナー、相談、サポートを行っています。

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