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50年以上前にイタリア北部の美術館から16世紀の聖母子像の絵画が盗まれ、その作品は現在英東部ノーフォーク在住の女性の所有物となっている。警察の盗難美術品データベースに登録されているにもかかわらず、その女性は返還を拒否しているとのこと。「ガーディアン」紙が伝えた。

この事件は女性が2017年にこの絵画をオークションに出品したところ、絵画を盗まれた美術館関係者の目にとまったことに始まる。作品は一時警察預かりとなっていたが、新型コロナによるロックダウンでイタリア当局は絵画を取り戻すための必要な書類が期限までに集められず、絵画は女性に返還された。記事によると、当の女性は絵画が自分のルーツに関係する場所と関連があるから、という理由で現在も返還を拒否しているらしい。

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