「ガーディアン」紙は、21日付で日本のぽっちゃり女子ブームを紹介する記事を掲載した。

　「痩せていることが標準である日本という国では、ぽっちゃりブームの力を借りて、若い女性たちは太っていることを恥とする既成概念を打ち破ることができるのだろうか」との疑問を提示することから同記事は始まる。

　そして同記事は、いわゆる「ぽっちゃり女子」向けのファッション誌「ラ・ファーファ」が刊行されるなどの動きを見せていると紹介。また同誌がスポンサーを務めるバンド「la BIG3」の一員である安藤うぃさんが、幼いころから「デブ」と呼ばれ続けたといったエピソードを伝える一方で、5フィート3インチ（約162センチ）で体重が70キロという彼女の体型は、実はイギリス人女性の平均であると指摘。日本人が「先進国の中では最も痩せている集団」であることに加えて、「子供のように可愛いポップ・アイドル」「小柄なファッション」「『可愛い』というものへの信仰」により、日本では大柄の女性が肩身の狭い思いをするのも無理はないと述べている。