(ロンドン 4月17日 時事)英国民統計局が17日発表した3月の消費者物価指数(CPI)は、前年同月比3.2%上昇した。伸び率は前月の3.4%から鈍化し、2021年9月以来2年7カ月ぶりの低水準。イングランド銀行(中央銀行)が掲げる2%物価目標の達成に向けて一歩前進となり、市場での早期利下げ期待が高まりそうだ。
ロイター通信がまとめた市場予想(3.1%)は上回った。
項目別の伸び率は、食品・非アルコール飲料が4.0%(前月は5.0%)と大きく鈍化し、CPI全体の減速をけん引。衣服・靴が4.0%(同5.0%)、家具・家庭用品が0.9%低下(同横ばい)と前月からマイナスに転じた。一方、住宅・水道光熱費は1.6%低下(同1.7%低下)と下げ幅が縮小したほか、通信が7.5%(同5.6%)。輸送は0.1%(同0.1%低下)と拡大に転じた。
変動の激しい食品やエネルギーを除いたコア指数は4.2%上昇と、伸び率は前月(4.5%)から減速。イングランド銀行(中央銀行)が金融政策を判断する際に重視するサービス価格の伸びは6.0%(前月は6.1%)にわずかに低下した。
ロイター通信がまとめた市場予想(3.1%)は上回った。
項目別の伸び率は、食品・非アルコール飲料が4.0%(前月は5.0%)と大きく鈍化し、CPI全体の減速をけん引。衣服・靴が4.0%(同5.0%)、家具・家庭用品が0.9%低下(同横ばい)と前月からマイナスに転じた。一方、住宅・水道光熱費は1.6%低下(同1.7%低下)と下げ幅が縮小したほか、通信が7.5%(同5.6%)。輸送は0.1%(同0.1%低下)と拡大に転じた。
変動の激しい食品やエネルギーを除いたコア指数は4.2%上昇と、伸び率は前月(4.5%)から減速。イングランド銀行(中央銀行)が金融政策を判断する際に重視するサービス価格の伸びは6.0%(前月は6.1%)にわずかに低下した。