(ロンドン 7月2日 時事)イングランド銀行(中央銀行)のベイリー総裁は1日、ポルトガル・シントラで開催された欧州中央銀行(ECB)主催のイベントで、金利政策に関し、「経済や労働市場で見られる軟化の兆候が、物価に反映されるかどうかを見極める必要がある」との考えを述べた。その上で「金利は引き続き低下傾向を維持する」との見解を示した。
中立金利を巡っては「大きな不確実性があり、かなり慎重に見ている」と述べるにとどめた。政策金利の水準は「現在も今後も景気抑制的であり続け、時間とともにより中立的な水準まで低下していく」と予想した。
Mon, 07 July 2025