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ロンドンのゲストハウス
Mon, 19 August 2019

メイド・イン・ブリテン Made in Britain 英国ブランドの物語

#04 美しさと機能性を備えた電動折り畳み自転車

ブロンプトン・バイシクル

ブロンプトン・バイシクル /
ブロンプトン・エレクトリック・フォールディング・バイク
Brompton Bicycle / Brompton Electric folding bike

E-bike H2LWhite - Extended Seatpost £2,595
www.brompton.com

車輪が小さいのに推進力があり、スーツケースに入れて持ち運びができるブロンプトン・バイシクルの折り畳み自転車。都会の生活に合わせたデザインは、通勤の手段としても多く利用され、日本でも人気が高い。ブロンプトンが生まれる前、折り畳み自転車のほとんどが自転車を半分に畳むスタイルで、気軽に持ち歩けるものではなかったという。

創業者のアンドリュー・リッチーはケンブリッジ大学で工学を学んだ後、プログラマーや造園家など、自転車の世界とは違った分野で働いていた。ある時、会社の英ビカートン社の折り畳み自転車を見て「不格好だ」と思い、もっと美しく折り畳む方法はないのかを考え始める。その後ロンドンの自宅で試行錯誤を重ねた結果、一つのプロトタイプを作り上げた。

翌年の1976年、その自転車で特許を取得したことで、ビジネスとして始動する準備が整った。全てが順風満帆に進むように見えたが、実際生産された自転車は30台ほどと小規模。富を築く夢は脆くも崩れ去り、続く80年代初頭には資金繰りが行き詰まり一時製造中止に追い込まれる。そんな折、86年に会社の経営者でありオーディオ機器などを設計するデザイナーのジュリアン・ブレーカーから救いの手が差し伸べられた。ブレーカー氏からの莫大な資金援助を受けたリッチー氏の折り畳み自転車は、ついに工場での生産をスタートさせる。

革新的なアイデアは始めこそ理解されなかったが、真に裏打ちされたデザインにより発売から30年以上経つ現在まで大きなモデル・チェンジは行っていない。とはいえ英国限定で電動自転車を販売するなど、時代が求めるものを実直に開発している。

ブロンプトン・バイシクル折りたたみ自転車自転車は折り畳んでも独立して立つように設計されている

 
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