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Sun, 24 September 2017

オープン・ハウス・ロンドン 2017年9月16日(土)& 17日(日) 姿を変えるロンドンの景観を見つめて

歴史的な建造物や優れたデザイン建築の内部が一般に公開される、毎年恒例のイベント「オープン・ハウス・ロンドン」。25周年を迎えた今年は、800以上の建物が参加するそう。ここでは、革新的なデザインでロンドンの景観を変えたフォスター+パートナーズ建築設計事務所の建築と、遠い昔を想起させるユニークな建造物の両方を取り上げる。ロンドンの街の大きな移り変わりを改めて感じることができるはずだ。

オープン・ハウス・ロンドンって?
オープン・ハウス事務局は、ロンドンという街の魅力を市民にもっと知ってほしい、という志の下にスタートしたチャリティー団体だ。公式サイトでは、今年公開されている建築作品の基本情報が確認できるほか、印刷されたガイドブックも販売中(7ポンド)。移動中に便利な無料アプリもダウンロードできる。あらかじめ予約しないと入場できない建築なども、同サイトから予約ページに飛べるようになっている。https://openhouselondon.org.uk

ロンドンの現在

フォスター+パートナーズによる代表作

今年で設立50周年を迎えるフォスター+パートナーズは、刻々と姿を変えつつあるロンドンの街にあって、常に革新的な建築デザインを生み出してきた。オープン・ハウス・ロンドンで公開される建築の中から、彼らがデザインした建築物6点を紹介しよう。

フォスター+パートナーズ建築設計事務所とは?

1967年に英建築家のノーマン・フォスターが設立。スタイリッシュかつエコロジカルなデザインを提供することで、世界的に知られる。ロンドンでは今回紹介した建築のほか、大英博物館のグレート・コートや、ミレニアム・ブリッジも手掛けた。本イベントでは彼らのオフィスも公開。

  • 9月16日(土)13:00-17:00 & 17日(日)10:00-17:00
  • Riverside, 22 Hester Road SW11 4AN
  • Imperial Wharf / Fulham Broadway

「ガーキン」の呼び名でおなじみ
30 St Mary Axe
30 セント・メリー・アクス

30 St Mary Axe

41階建て、高さ180メートルの高層オフィス・ビル。周辺に起こるビル風を緩和させるために円錐状にデザインされたが、その姿がピクルスに使う小さなキュウリに似ていることから、「ガーキン」のあだ名が付いた。電力使用量が通常の高層ビルの半分で済むような、様々な省エネルギー技術が採用されている。2003年に完成し、今ではロンドンのランドマークに。

  • 9月16日(土)& 17日(日)8:00-15:00 (定員30人)
  • 30 St Mary Axe, EC3A 8EP
  • Bank / Liverpool Street

開放的なガラス張り市庁舎
City Hall
シティ・ホール

City Hall
City Hall

サディク・カーン・ロンドン市長のお膝元である、ロンドン市庁舎。テムズ川の方から斜めにせり出すようにして建つ、ヘルメットのような丸いフォルムで、全面ガラス張りのデザインだ。長さ500メートルの緩やかな螺らせん旋状の階段が、最上階の10階までつながっている様子は一見の価値がある。11時からは9階のロンドンズ・リビング・ルームで子供向けイベントを開催。2002年完成。

  • 9月16日(土)10:00-18:00
  • The Queen's Walk, More London SE1 2AA
  • Tower Hill / London Bridge

ロンドン東部の新たなオアシス
Crossrail Place Roof Garden
クロスレール・プレイス・ルーフ・ガーデン

Crossrail Place Roof Garden
Crossrail Place Roof Garden

2018年にオープン予定のクロスレール、カナリー・ワーフ駅の頭上に覆いかぶさるように造られたルーフ・ガーデン。屋根は特殊な木材を組み合わせて使い、周囲の無機質な高層ビル群とは一線を画す。自然光がふんだんに入る内部は、かつて世界各地からの貨物を集散していたドックランズの歴史にちなみ、世界の植物が育つ庭園となっている。まさに都会のオアシスと言えそう。2016年完成。

  • 9月16日(土)10:00-16:00 (1時間ごとのツアー形式)
  • One Canada Square, Canary Wharf E14 5AB
  • Poplar / Canary Wharf

近未来を体現したオフィス・ビル
The Walbrook
ザ・ウォルブルック

The Walbrook
The Walbrook

周囲の建物とは全く趣の違うモダンな外観で、フォスター + パートナーズのデザインの特徴でもある、丸みを帯び、ガラスを多用したオフィス・ビルディング。外壁に施された日よけのおかげで、建物の内部は夏は涼しく、冬は暖かい。ロビーは吹き抜けになっており、ガラス張りの天井からは青空がのぞく。2010年完成。

  • 16日(土) 13:00-17:00(定員30人)
  • 17日(日) 10:00-13:00(定員30人)
  • 25 Walbrook EC4N 8AF
  • Canon Street / Bank

歴史とモダンが融合した美しさ
HM Treasury
財務省

HM Treasury
HM Treasury

1917年に完成したGrade II*指定の重要建築物で、第二次大戦中にはチャーチル首相のオフィスもあったという由緒ある建物。2002年、外観は20世紀初期のエドワード朝建築のまま、たくさんの光を採り入れた開放的なオープン・プラン式に改築された。以前は細かく区切られて行き来のしづらかった各部屋が、現代のオフィスに似合う、機能的で明るいデザインに生まれ変わった。

  • 9月16日(土)& 17日(日)10:00-17:00 (エキシビション・スペース)
  • 1 Horse Guards Road SW1A 2HQ
  • Westminster

贅を尽くした空間
ME London Hotel
ME ロンドン・ホテル

ME London Hotel
ME London Hotel
ME London Hotel

フォスター + パートナーズが建築ばかりではなく、バスルームなどの内装も手掛けた初めてのホテル。劇場街の真ん中にあり客室のバルコニーからはウェスト・エンドや川沿いの景色も眺められる。中でも印象的なのはロビー・エリア。高さのある鋭角な壁面は、まるでピラミッドかモダンな美術館のよう。ルーフトップ・バーも贅を尽くした空間が広がる。2002年完成。

  • 9月16日(土)&17日(日)13:00-16:00 (30分ごとにアトリウムのツアー形式)
  • あらかじめメールで予約が必要 このメールアドレスは、スパムロボットから保護されています。アドレスを確認するにはJavaScriptを有効にしてください
  • 336-337 Strand WC2R 1HA
  • Temple / Covent Garden

歴史の刻印

ロンドンの昔に触れよう!

現代のロンドンを離れ、過去の様々な時代に造られた建築から、この街の長い歴史に思いを馳せてみては。ここでは昔ならではのユニークな建築物6点を紹介。

ロンドンにもある公衆浴場跡
Billingsgate Roman House and Baths
ビリングスゲート・ローマン・ハウス・アンド・バスズ

Billingsgate Roman House and Baths

ローマ時代の遺跡としては、ロンドンで最も保存状態が良いものの一つ。2世紀ごろの家屋跡と、3世紀ごろの公衆浴場跡が隣接している。ロンドンの街もかつてはローマ帝国に支配されロンディニウムと呼ばれていた。

  • 9月16日(土)& 17日(日)11:00-16:00
  • 101 Lower Thames Street EC3R 6DL
  • Tower Hill / Fenchurch Street

中世の建築技術に感服
The Great Barn, Harmondsworth
ザ・グレート・バーン、ハーモンズワース

The Great Barn, Harmondsworth

1426年〜27年に建築された中世の大型納屋。これまでに2回修復されているが、95%が当時のままだという。1970年代まで実際に利用されていた。イベント時は修復時の模様や、当地の農業の歴史なども紹介される。

  • 9月16日(土)& 17日(日)10:00-17:00
  • Manor Court, High Street, Harmondsworth UB7 0AQ
  • West Drayton

まるでホビットの住み家
Ivy Conduit
アイビー・コンドゥイット

Ivy Conduit

まるでJ・R・R・トールキンの小説「指輪物語」に出てくる小人族、ホビットの家の入口のようだが、これは16世紀初めにウルジー枢機卿によって建設された水路。ヘンリー8世のいるハンプトン・コート宮殿へ新鮮な水を供給するために造られた。

  • 9月16日(土)11:00-14:00
  • Holy Cross Preparatory School, George Road,
    Kingston upon Thames KT2 7NU
  • Raynes Park

ディケンズも言及したお風呂
'Roman' Bath
「ローマン」・バス

'Roman Bath

ローマ時代のものではなく、元々は17世紀に造られた貯水槽が、18世紀に風呂になったのではと言われている。深さは約1メートル40センチほどで、英作家チャールズ・ディケンズの「デイヴィッド・コパフィールド」にも記述が出てくる。

  • 9月16日(土)12:00-17:00
  • 9月17日(日)12:00-16:00
  • 5 Strand Lane (access via Surrey Street steps) WC2R 2NA
  • Temple / Blackfriars

古色蒼然とした佇まいが人気の秘密
Wilton's Music Hall
ウィルトンズ・ミュージック・ホール

Wilton's Music Hall

1859年に建設され、当時はオペラやオペレッタなどが演じられていた。第二次大戦中は防空壕になるなどしながらも、2015年に修復が完了し、現在も現役で使われている世界最古の大衆的なミュージック・ホールだ。

  • 9月16日(土)10:00-13:00
  • Graces Alley E1 8JB
  • Shadwell / Tower Hill

娯楽施設の知られざる歴史
Alexandra Palace
アレクサンドラ・パレス

Alexandra Palace

1873年に娯楽施設として建築され市民の憩いの場となったが、第一次大戦時にはドイツ兵の捕虜収容所に使われた。ツアーではパレスの歴史を探索する地下室ツアーが開催される。

  • 9月16日(土)10:00-16:00
    (30分ごとの地下室ツアーは12歳以下不可。歩きやすい靴で。あらかじめサイトから予約が必要)
  • Alexandra Palace Way N22 7AY
  • Wood Green / Alexandra Palace

ロンドンの人気建築 BEST 25

オープン・ハウス・ロンドンは25周年を記念し、人気投票による「好きなロンドンの建築」のベスト25を発表。新旧の建築が入り混じった、ロンドンの街らしい結果が出たようだ。

ロンドンの人気建築ベスト25

130 St Mary Axe, ‘The Gherkin’
「ガーキン」こと30セント・メリー・アクス

2St Paul's Cathedral 
セントポール大聖堂

3St Pancras
セント・パンクラス

4The Shard
ザ・シャード

5The Barbican
ザ・バービカン

6Lloyd’s of London
ロイズ・オブ・ロンドン

7House of Parliament
国会議事堂

8Foreign & Commonwealth Office
外務及び英連邦省

9BT Tower
BTタワー

10Royal Festival Hall
ロイヤル・フェスティバル・ホール

11Tower of London
ロンドン塔

12Battersea Power Station
バタシー火力発電所

13Two Temple Place
トゥー・テンプル・プレイス

14King’s Cross Station
キングス・クロス駅

15Sir John Soane Museum
サー・ジョン・ソーン博物館

16The Leadenhall Building
「チーズ下ろし器」ことリドンホール・ビルディング

17City Hall
市庁舎

18Royal Albert Hall
ロイヤル・アルバート・ホール

19National Theatre
ナショナル・シアター

2055 Broadway 
55 ブロードウェー

21Banqueting House
バンケティング・ハウス

22Senate House
ロンドン大学本部「セネート・ハウス」

23Guildhall
ギルドホール

24Trellick Tower
トレリック・タワー

25Royal Courts of Justice
王立裁判所

 
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