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Sat, 17 August 2019

宮本亜門「ファンタスティックス」の パブリシティー懇談会が開催

ファンタスティックスロンドン中心部ストランド近くにあるプライベート・クラブで4月22日(水)、宮本亜門演出のミュージカル「ファンタスティックス」のキャストおよび製作チームとパブリシティー関係者の懇談会が開かれた。

稽古が始まって3日が経ったというこの日、宮本氏を始め、キャストらは稽古場から直接現地に駆けつけるという多忙ぶり。流暢な英語で複数の関係者らと挨拶を交わす宮本氏には、若干、緊張の色が見られたものの、目を輝かせながら稽古の進捗を語る姿からは、ロンドンでのスタートが順調に切られたことをうかがわせた。

同ミュージカルのプロデューサーや宮本氏の挨拶に引き続いて行われたのは、キャストによる歌のお披露目。ルイーザ役のローナ・ワントさんがチャーミングに「マッチ・モア」を歌い上げると、次にはミュージカル・ファンならずも多くの人が耳にしたことのある名曲「トライ・トゥ・リメンバー」を、物語の要となるエルガヨ役のハドリー・フレイザーさんが聴衆の一人ひとりに語りかけるように歌い、満場の拍手が湧き上がった。

パブリシティー懇談会
会場には、パブリシティーや団体セールの関係者が多数集まった

気軽に話す宮本氏
誰とでも笑顔で気軽に話す宮本氏

ルイーザ役ローナさん
小さな部屋に、ルイーザ役ローナさんの朗々とした歌声が響く

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キャストから一言エルガヨ役
ハドリー・フレイザーさん
エルガヨ役  ハドリー・フレイザーさん
ミヤモトは、詳細な点にまで気を配る演出家だね。こちら(英国)の演出家は全体像を重視する演出家が多いけれど、ミヤモトは一つひとつの瞬間をとっても大事にする、繊細な演出をするタイプだと思う。素晴らしい体験をしているよ。

ハックルビー(マットの父親)役
クライブ・ロウさん

ハックルビー(マットの父親)役 クライブ・ロウさん稽古を始めてまだ数日だけど、(英国と日本の)ギャップを、良い意味で感じている。演出家としてのミヤモトは、役者に自由を与えてくれるタイプ。理屈を長々と述べるのではなく、シンプルかつ明確に演出指示を出してくれるやり方が、個人的にはすごく好きだね。

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舞台美術担当、松井るみさんに聞く

松井るみさん2003年、宮本氏が日本版「ファンタスティックス」の演出を手掛けた際に舞台美術を担当し、高い評価を受けた松井さん。2010年、ロンドン版でも引き続き、舞台美術を手掛けることになった松井さんに、現時点におけるチームの状況をうかがった。

日本版では、舞台の上に客席ともう一つの舞台を置きました。もともとはニューヨークの小さな劇場でやっていたこともあり、大きめの舞台でも散漫な印象にならないよう、密度の濃さを出したいと思って取り入れた手法です。シンプルなお芝居なので、(舞台美術の)何か一つ変えるだけでもだいぶ印象は変わります。俳優によっても変わってきますね。(今回のキャストは)演出家の指示を超えてもっとこうしよう、ああしようという姿勢が素晴らしいなと感じます。

イギリスではサイモン・マクバーニー演出の「春琴」、アメリカでは2004年に宮本さんの「太平洋序曲」を手掛けましたが、日本もイギリスもアメリカも、それぞれシステムが違いますね。例えばアメリカだとユニオン(労働組合)の力が強くて、デザイナーはもの(装置)を動かしちゃいけない、とか、色々決まりがあるんです。それに比べるとイギリスでは「やれば?」みたいな感じで、どちらかというと、日本と近いですね。でもどの国でも、ものの進め方は違っても、ベースには「いい作品をつくろう」という意識があると思います。

宮本さんとはもう10年の長い付き合いになってしまい、舞台をつくっている過程では、叱咤激励というか、言い合いというか、もうしょっちゅうで、「これで終わりかも!」とか思うこともあるんですが(笑)、やはり感性が近いせいか、結果的には同じ方向を向いている。そうやって山あり谷ありの過程を経て、オープニング・ナイトでは、一緒にやって本当によかったな、って思ってしまうんですよね。

公演開始 5月24日(月)〜
詳しいスケジュールは下記ウェブサイトで
チケット £20〜49.50
ボックスオフィス 0844-412-4659
Duchess Theatre
Catherine Street London WC2B 5LA
ウェブサイト www.thefantasticks.co.uk
 
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*本文および情報欄の情報は、掲載当時の情報です。

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