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Mon, 22 October 2018

アンディー・マリー人生すごろく

テニスの4大国際大会の一つであるウィンブルドン選手権が、6月20日からいよいよ開始される。大会中、英国人たちの期待と注目を集めると予想されるのが、同大会では75年ぶりとなる英国人選手の男子シングルス優勝への期待を一身に背負う、アンディー・マリー。様々な魅力とエピソードに溢れた彼の人生を、すごろくで遊びながら、振り返ってみよう。

・ウィンブルドン選手権 
2011年6月20日〜7月3日

全豪、全仏、全米と並ぶテニスの4大大会の一つ。テニスの発祥地で行われる大会としての古い伝統を持ち、また4大大会の中では唯一、芝生のコートを使用する。開催期間中は、BBCなどで男女シングルスの決勝戦ほか、多くの注目の試合がテレビ中継される予定。

・ウィンブルドン選手権
男子シングルスの優勝候補たち

マレーアンディー・マリー(Andy Murray)
スコットランドの首都グラスゴー出身。ウィンブルドン選手権で75年ぶりとなる英国人選手優勝の期待を背負う。190センチ、84キロ。現在、男子テニス世界ランキング4位。24歳。

フェデラーロジャー・フェデラー(Roger Federer)
スイス北西部バーゼル出身。美しいフォームを持つことで知られる。185センチ、85キロ。
現在、男子テニスのシングルス世界ランキング3位。29歳。

ナダルラファエル・ナダル(Rafael Nadal)
スペインのマヨルカ島出身の前大会王者。日本のアニメ「ドラゴンボール」の大ファン。185センチ、85キロ。現在、男子テニスのシングルス世界ランキング1位。25歳。

ジョコビッチノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic)
セルビアの首都ベオグラード出身の万能型選手。今年の全豪オープンでは決勝でマリーを下して優勝。187センチ、80キロ。現在、男子テニスのシングルス世界ランキング2位。24歳。

スタート ball
0歳 1987年5月15日
スコットランド南西部グラスゴーに生まれる。

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3歳 1990年
テニスを覚え始める。
家の中でスポンジのボールを使ってよく遊んでいた。

5歳 1992年
地元のテニス・クラブで開催されたトーナメントに参加して、テニスの大会へ初出場を遂げる。

8歳 1995年
地元のテニス・クラブで開催されたテニスの大会にて、ダブルスの試合に初出場。コンビを組んだ50代の男性に「ネットに近付き過ぎるな」と注意して、早くも大物としての片鱗を見せつける。

9歳 1996年3月13日
マリーが当時通っていた小学校に43歳の男性が乱入し、16人の生徒と1人の教師を射殺する事件が発生する。

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9歳 1996年
両親が離婚し、父親とともに暮らすことになる。

10歳 1997年
イングランド中部ウェスト・ミッドランズ州で開催されたテニスのトーナメント決勝で、先にテニスを習い始めていた兄のジェイミーを初めて負かす。しかし敗戦に落胆する様子をからかい続けたために兄の怒りを買い、仕返しとして左手の爪をはがされてしまう。
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13歳 2000年
サッカーのスコットランド・プレミア・リーグの強豪クラブであるレンジャーズのユース・チームからスカウトを受けるも、テニスに集中したいとの理由でこの誘いを断る。ちなみにマリーの母方の祖父はプロのサッカー選手。

15歳 2002年
スペインのバルセロナに移住し、名門テニス・スクールのサンチェス・カサル・アカデミーでのトレーニングを始める。同アカデミーでのあだ名は「Lazy English(怠けてばかりの英国人)」。

16歳 2003年
膝のお皿が分裂している「二分膝蓋骨」を原因として、テニス競技から半年間離れることを余儀なくされる。

17歳 2004年12月12日
BBCのヤング・スポーツ・パーソナリティー・オブ・ザ・イヤー賞を受賞する。
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17歳 2005年4月
プロ選手に転向する。

18歳 2005年6月20日
ウィンブルドン選手権に主催者推薦枠で初出場。いきなり3回戦まで進み、英国の新たなヒーローとなる。

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18歳 2005年9月23日
男子テニスの国別対抗戦デービス・カップに、史上最年少の英国代表選手として出場する。

18歳 2006年2月13日
米国カリフォルニア州サンホセ大会を制覇し、18歳9カ月でツアー初優勝を遂げる。

18歳 2006年4月
デービス・カップにて、納得のいかない判定を繰り返した審判を罵り、2500ドル(約20万円)の罰金を科される。

19歳 2006年6月
記者会見において、サッカーのワールド・カップでは「イングランド以外のチームだったらどの国でも応援する」と言って顰蹙を買う。

19歳 2007年1月
ミネラル・ウォーターのブランド「ハイランド・スプリング」とテニス・ウェアのスポンサー契約を結ぶ。推定100万ポンド(約1億3000万円)の契約金は、ウェアのスポンサー契約としては、テニス界史上最高と言われている。

20歳 2007年10月
テニス界で八百長が横行しているとの疑惑について、「そんなこと誰もが知っていることだ」と発言して論議を巻き起こす。

21歳 2008年9月8日
全米オープンで、英国人選手としては11年ぶりとなる4大大会の決勝進出を果たすも、スイスのロジャー・フェデラーにストレート負け。

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22歳 2009年8月17日
テニスの男子ツアー・シングルス世界ランキングの2位に躍り出る。この順位を2週間ほど維持。

22歳 2010年1月31日
全豪オープンで、英国人の男子選手としては同大会で33年ぶりとなる決勝進出を果たすも、フェデラーにストレート負け。試合後のインタビューで、前年に同大会の決勝で敗れて号泣したフェデラーを引き合いに出し、「彼のように泣くことはできるけど、彼のようにプレーすることはできない」との言葉を残す。

23歳 2010年6月
ウィンブルドン選手権に出場。第2回戦では、33年ぶりに同大会を観戦したエリザベス女王の前でフィンランドのヤルコ・ニエミネンを相手にストレート勝ちを収めるも、準決勝ではスペインのラファエル・ナダルにストレート負け。

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23歳 2011年1月31日
全豪オープンの決勝に進むも、セルビアのノバク・ジョコビッチにストレート負けを喫する。

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24歳 2011年5月28日
全仏オープンの4回戦で、右足首をひねり、試合中に倒れ込む。

24歳 2011年6月3日
痛み止めを飲みながら全仏オープン出場を続けるも、準決勝でナダルに完敗。ナダルはフェデラーとの決勝戦をも制して本大会で優勝。
上がり

ウィンブルドン通になるための豆知識

フレッド・ペリー・ウィンブルドン現象
世界各国から有能な人材やノウハウを集めた結果、自国の存在感が薄れてしまう現象を指す。世界が注目するウィンブルドン選手権だが、男子シングルスでは1936年のフレッド・ペリー以来75年間、女子シングルスでは1977年のヴァージニア・ウェード以来34年間、英国人選手の優勝者が出ていない。転じて、外資系企業が支配的な金融市場などを皮肉るときなどに使われる用語として認知されている。つまりは、英国人たちがそれほど自国選手の勝利に飢えているということ。
写真)ウィンブルドン選手権の会場に設置されているフレッド・ペリーの銅像

マリーズ・マウント・マリーズ・マウント
アンディ・マリーを応援するファンたちが集う、No.1コートの近くに設営された巨大スクリーンの前にある小高い丘のこと。ショー・コート(詳細は下記参照)には入場できないグラウンド・チケットの保持者たちが、ここでショー・コートの試合を観戦する。かつては、2007年に現役引退した英国人選手ティム・ヘンマンを応援するファンが集まったために、「ヘンマンズ・ヒル(ヘンマンの丘)」と呼ばれていた。
写真)お弁当を広げてピクニックするのに最適の場所でもある

・ストロベリーズ & クリーム
ストロベリーズ & クリームウィンブルドン選手権では、生クリームをかけたイチゴを食べながら観戦するというのが恒例となっている。開催期間には、生クリームとイチゴのセットを大々的に売り出すスーパーマーケットも多い。さらには合わせてシャンパンを嗜む人も。大会主催者によると、大会中に空けられるシャンパンのボトルは毎年の平均で1万2500本、さらにイチゴの消費量は2万7000キロ。宮廷スポーツとして始まったテニスの伝統を反映した優雅な習慣とのこと。
写真)イチゴを食べながらの観戦で貴族の気分を味わえる

・ボール・ボーイ & ボール・ガール
ボール・ボーイ & ボール・ガール試合中に、俊敏な動きでボール拾いや選手へのボールの受け渡しを行うボール・ボーイ & ボール・ガール。ウィンブルドン選手権では、地元の子供たちがこの大役を担う。同地区近郊のワーズワース、マートン、サットン地区の学校から毎年15歳前後の応募者を募り、テニスのルールについての筆記試験や体力測定を実施した上で適任者を選抜。毎年2月頃から週4日のペースでボールの捕球練習やイメージ・トレーニングなどの準備を行うという。
写真)少年少女たちは、約4カ月間にわたる事前の準備を経て大会に臨む


チケットの買い方

今大会の予約券は既に売り切れ。しかし、決勝戦などごく一部の例外を除けば、今からでもほとんどの試合の当日券を入手できる。購入するには大会会場のゲート3の前に並ぶ。支払いは現金のみで、1人1枚のみ購入可。数時間から半日以上といった長蛇の列に並ぶ覚悟が必要となる。

ウィンブルドン
計20面のテニス・コートが並ぶ、ウィンブルドン選手権の会場

主なチケットの種類

・ショー・コート・チケット(Show Court Ticket)
料金: £35〜90

有名選手たちが出場する、センター・コート、No.1コート、No.2コート、No.3コートのそれぞれのチケットの総称。ショー・コートは基本的に全指定席で、No.3コートのみ一部の席が以下の「グラウンド・チケット」で入場可。

・グラウンド・チケット(Ground Ticket)
料金: £5〜20

No.3(一部)〜No.19コートを通じて利用できるチケット。全指定席の「ショー・コート・チケット」とは異なり、こちらは計17のコート内を自由に移動できる。観客席と言っても簡易な椅子が置かれているだけで、事実上の立見席となる。

・払い戻し券

ショー・コート・チケットの持ち主がすべての試合を見終わらずに帰宅することになり、そのチケットを会場側に返還した場合、その返還されたチケットの枚数分だけ、グラウンド・チケットの持ち主に対して払い戻し券が販売される。No.18コートの北側に設置されたキオスクで午後3時から販売。

The All England Lawn Tennis and Croquet Club
Church Road, Wimbledon, London SW19 5AE
地下鉄: Southfields / Tooting Broadway
ナショナル・レイル: Wimbledon
Tel: 020 8971 2473 
www.wimbledon.com
チケット・オフィスの受付時間: 9:00-17:00

 
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*本文および情報欄の情報は、掲載当時の情報です。

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