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Thu, 18 January 2018
6 February 2014 vol.1404

英国人ルームメート殺害事件で逆転有罪判決

ノックス被告は無実を訴える

ノックス被告らへの逆転有罪判決を受けて、イタリア中部フィレンツェ<br />での記者会見に出席したメレディス・カーチャーさんの家族ら
ノックス被告らへの逆転有罪判決を受けて、イタリア中部フィレンツェ
での記者会見に出席したメレディス・カーチャーさんの家族ら

(ジュネーブ 1月31日付 時事)イタリア中部ペルージャで2007年、米国人元女子留学生アマンダ・ノックス被告(26)らがルームメートの英国人女子学生=当時(21)=を殺害したとされる事件の差し戻し裁判で、中部フィレンツェの高裁は1月30日、ノックス被告に禁錮28年6月、イタリア人元交際相手(29)に同25年の逆転有罪判決を言い渡した。イタリアのメディアが報じた。

「薬物乱交の末の凶行」とセンセーショナルに報じられたこの事件は昨年3月、最高裁が二審の逆転無罪判決を「非論理的」として破棄し、差し戻しを命令。イタリア内外で大きな注目を集めた。ノックス被告らはこの日出廷せず、判決に不服ならば最高裁に上訴できる。

09年の一審は凶器とされた刃物の刃に被害者のメレディス・カーチャーさん、柄にノックス被告のDNAが見つかったとの鑑定を支持。ノックス被告は禁錮26年、事件当時に被告と一緒にいた元交際相手は同25年が言い渡された。

しかし11年の二審では、鑑定結果に疑義があるとして2人は逆転無罪となった。4年間服役していたノックス被告は米国に帰国した。

カーチャーさんは07年、ノックス被告と同居していた下宿先で性的暴行を受け、刃物でめった刺しにされた半裸姿で発見された。

米国で今回の逆転有罪判決を知ったノックス被告は「不当判決に震え上がり、悲しみに沈んだ」との声明を発表。改めて自身の無実を訴えた。

英国人ルームメート殺害事件をめぐる謎

DNA鑑定結果への不信

米国の研究者などは、凶器から検出されたノックス被告のDNAサンプルの量があまりに少なく、さらに血液が付着していなかったことから証拠として不十分であると指摘。捜査官が汚れた手袋をして証拠を扱っていたとの疑いも出ている。

二審判決への疑義

イタリアの最高裁は、ノックス被告を無罪とした二審判決を非難。同被告が無実の男性を容疑者として糾弾していたことや、有罪となったコートジボワール出身の男性が単独犯ではないと主張していたことを十分に考慮していないとした。

ノックス被告の奇異な行動

ノックス被告が、ソーシャル・ネットワーキング・サイトに若い女性が強姦される物語を書き込んでいたことや、警察の取り調べを待つ間に警察署で側転などの奇妙な行動を取っていたことが裁判などを通じて明らかになっている。

参考: BBC Online Newsほか

 
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