英北部ヨークの家庭廃棄物センターに勤務するリー・モランさんは、欧州大陸から来る熱波の影響でここ数日続く猛暑に耐えかねて、何とかクール・ダウンする方法を探した結果、キルトという妙案にたどりついた。モランさんと同僚が着用を余儀なくされているナイロン生地のユニフォームは長ズボンで、控えめにいっても、今後も続く暑さに適した代物ではない。現にモランさんは5年にわたりヨークのカウンシルに短パン着用を訴えてきたが、短パンでのごみ収集は安全基準に沿わないと却下され続けていた。腹に据えかねたモランさんは、カナダの業者に60ポンドのハイビス・キルトを特別注文。これは上司から「安全基準にキルト禁止とは書いてないよ」と言われたのがきっかけだったという。
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