英国ゆるニュース

　ロンドンの中心地で観光客を乗せて走る自転車式の人力車を取り締まる法案が、11月に初めて提出された。「イブニング・スタンダード」紙が伝えた。

　ロンドンにはおよそ200～900台の人力車が存在する。ウエスト・エンドなどで、蛍光ピンクのカラフルなネオンを付け、大きな音で音楽を流して路上で客待ちをする車両を見たことがある方も多いはずだ。この人力車は通称ペディキャブ（Pedicab）と呼ばれる。かねてから悪質なぼったくりが問題になっており、ライセンスを持たない個人運営の運転手たちが、観光客などから1度に数百ポンドもの運賃を巻き上げる事態が頻繁に起きていた。

　法案により、今後はロンドン交通局（TfL）が新たな基準を設定し、こうした違法行為を取り締まることが可能になるという。また、法案はぼったくりのみならず違法駐車や騒音などに対しても言及。これまで車両を直接規制する権限を持っていなかったロンドン市やカウンシルにとっては、うれしいニュースとなった。

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