「エコノミスト」誌は、「稲嶺とゴリアテ」と題したオンライン記事を公開し、沖縄県の名護市長選において、米軍普天間飛行場の移設に反対を示す現職の稲嶺進氏が再選を果たしたニュースを取り上げた。
同誌は、旧約聖書に登場する羊飼いの少年ダビデと巨人兵士のゴリアテの戦いを想起させる「稲嶺とゴリアテ」との見出しを掲げた記事を掲載。稲嶺市長の存在が安倍政権にとっての政治的な難題となる可能性を指摘した上で、日米の同盟関係は間もなく「稲嶺市長と彼の支援者が動かすことのできない物体なのか、もしくは最後の障害物に過ぎないのかを検証することになる」と結んでいる。
また同誌は、名護市長選の実施直前に、名護市の地域振興を目的とした500億円に上る基金を立ち上げる案が自由民主党より提案されたことについて、日本の基準を以てしても「あまりにあからさまである」と批判している。
Mon, 29 April 2024