4月22日に開催され、今年も大いに盛り上がったロンドン・マラソン。テレビや沿道でランナーたちの勇姿を見て、自分も健康維持、ストレス解消、またはダイエットのために走らなければ、と奮
起した人も案外多いのでは? 今回は、例年になく暖かな春の日が続くロンドンで、涼しげにそして快適に走るための水辺のジョギング・コースをご紹介。来年こそは、ロンドン・マラソン参加も夢じゃない!
(本誌編集部: 長野雅俊)
今回紹介するコース
ロンドン各地域の地方団体がウェブサイトなどで紹介している情報や、地元の市民ランナーたちが所属しているランニング・クラブへの聞き込み調査を基にして、水辺の風景が美しいコースを抜粋。1つの例外を除いて、地下鉄もしくはBRの停車駅から出発し、丸1周してスタート地点へとースを作成した。「走るのはちょっと苦手で……」という人も、サイクリングやウォーキング、
犬の散歩コースとして利用できるはず。
ロンドンの市民ランナーたちの聖地となっているハイド・パ
ーク。特に公園の中心に位置するサーペンタイン湖の周り は、時間を問わず常にランナーやローラーブレードを楽し む人たちが行き来している。ここでは近辺にあり同じく美し
い池を持つケンジントン・ガーデンと、セント・ジェーム ズ・パークを網羅したジョギング・コースを作成。ロンドン中心とは信じられないほど、閑静な佇まいを残す場所でもある。
① 地下鉄Hyde Park Corner駅から公園内に入り、左斜め前方に向かう
② 右手に臨むSerpentine湖の眺めを味わいながら直進
③ Diana Memorial Fountainを過ぎて左折したら、遠方に見えるRoyal Albert Hallを目指して進む
④ Royal Albert Hallの手前で右折、今度はKensington Gardensの湖へ
⑤ 再びHyde Parkへと続く橋を渡る。この橋からは、 Serpentine湖全体を見渡せる
⑥ スタート地点に一度戻ってからGreen Parkを通り過ぎ、St James's Parkの湖畔を1周してからHyde Park Corner駅に 戻る
サウスバンク -
ロンドンの中心で、観光しながら走る -
雄大なテムズ川の絶景がポイントであることは言うに及ばず、この辺りにはロンドン・アイ、国会議事堂、オクソ・タワーといった観光名所がズラリと並んでいる。それだけに休日の昼間は歩行者がいっぱいいるので、ゆったりと走りたいのであれば平日がベスト。道幅そのものは十分に広いので、走る日時さえ間違えなければロンドン観光のおさらいを兼ねた、贅沢なジョギングを堪能できるはずだ。
① Embankment駅を出たら信号を渡ってテムズ川岸に到着。 左に曲がり川沿いをひたすら直進
② Blackfriars Bridgeを渡ってテムズ川の対岸へと到着。 すぐに右折
③ 今度はWestminster Bridgeを渡って、国会議事堂を囲うよ うに左折
④ Lambeth Bridgeを渡って左折
⑤ ロイヤル・フェスティバル・ホールの手前にある三角帽子型の 橋Golden Jubilee Bridgeを渡って、スタート地点へと戻る
ニューヨークの摩天楼のように、超高層ビルが立ち並ぶカナリー・ワーフ。地図で見るとくぼむように折れ曲がったテムズ川に加えて、この辺りで多く見られる波止場(Dock)が水辺の景色となる。この界隈で働くビジネスマンの中には、自転車やジョギング通勤する人たちが多くいて、彼らと一緒に近代的なデザインの中を颯爽と走る感覚を味わえるのが醍醐味だろう。
① ドックランズ・ライ ト・レイルウェイ(DLR)のCanary
Wharf駅を出たら右手へ進む
② 川岸に出たら左折。川沿いの舗装された長い道を行き、Greenwich Foot Tunnelの前まで来たらまた左折
③ Millwall Parkを突き抜けて、波止場エリアへ
④ Glengal Bridge Westと名付けられた橋を渡ってすぐに右折
⑤ DLRのSouth Quay駅前で左へ。South Dockをまたいで、スタート地点へと戻る
この辺りはまだテムズ川の上流なので、水 面も穏やかで美しい。また川辺には草が 生い茂っているので、野原の中をかき 分け走っていく感覚を楽しめるはずだ。
① BRのBarnes Bridge駅 を出たら右手に進み、大
通りにぶつかるまでひたすら川沿いを一直線
② Hammersmith Bridge を渡って対岸を駆け抜 け、スタート地点へ戻る

いわゆるロンドンの下町風情を味わえる区域。ここで紹介したコースでは市道を走り抜けることになるので、目まぐるしく変わる街の景色が一番のお勧めポイントとなるだろう。そして水辺の景色となると、見えるのはやっぱりテムズ川。この辺まで来ると河口にも近いので、川からは海の匂いを嗅ぎ取れるはずだ。
①地下鉄Surrey Quays駅を出て10メートルほど直進。次に左手に見えるSouthwark
Park内を一気に駆け抜ける
②Rotherhithe Streetという大通りに出たら右折。テムズ川沿いの道へ
③Blacksmith Pubと書かれた看板があるパブで右折。途中でトンネルを潜り抜けて、RussiaDock Woodlandを縦断
④Greenland Dockを半周して対岸へ出たら、直進してスタート地点へと戻る
リージェント・カナル
- 運河のゆるやかな水面を愛しむ -

かつて荷物の運搬に使われたという運河の中で、ロンドンの代表的なものがリージェント・カナル。テムズ川と大きく異なるのは、細く穏やかな流れと人通りの少なさが生む静けさ。また近くにはプリムローズ・ヒルもあるので、そこまで足を延ばせばロンドンではちょっと珍しい丘の上の景色を楽しむこともできるだろう。
①Great Portland Street駅を出たら公園を横切り、ロンドン動物園を走り越す
②カナルを左手にして走る
③橋を渡りRegent's Parkの池を目指す④そのまま道沿いを行きスタート地点へと戻る
グランド・ユニオン・カナル -
信号機なしのランナー天国 -
ロンドンにもう1つある運河がこのグランド・ユニオン・カナル。周回コースではないが、信号機がほぼ皆無という、地元ランナーお勧めのコースだ。
①Paddington駅を出てLittle Venice方面へ
②Harlesden駅に到着
今年も色々ありました
2007年度 ロンドン・マラソンのコスチューム大賞
今年も3万5000人以上が参加したという、世界最大規模を誇るロンドン・マラソン。本大会の魅力は、世界記録を出すほどの一流ランナーと、一般市民、さらには車イス部門と様々な参加者が混ざり合っていることだろう。そんな一面が如実に表れるのが、奇抜なユニフォームを使った衣装合戦。大会規定ではどんな服を着ても良いことになっているので、ここぞとばかりに自分が所属するチームやチャリティ団体の宣伝に、そして個人的な思い出作りのためにと各自が趣向を凝らす結果、仮装行列のような様相を呈すことになる。そこで2007年度の衣装合戦を、ニュースダイジェスト取材班が採点した。

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