ロンドンのゲストハウス
Sun, 22 April 2018

マッツ・クリンバーグさん
Mats Klingberg
「Trunk Clothiers」Founder & Managing Director

マッツ・クリンバーグさん
肩書き
「Trunk Clothiers」創設者/マネージング・ダイレクター
経歴
スウェーデン出身。ビジネス・スクール卒業後、米ニューヨーク州立ファッション工科大学(FIT)でファッション・マーチャンダイジング・マネジメントを学ぶ。ストックホルムのジョルジオ・アルマーニなどに勤務後は、金融サービス分野のキャリアを積み、2005年に来英。アメリカン・エクスプレスのグローバル・マーケティング・マネージャーとしてルイ・ヴィトンやプラダ、バーバリーなどのブランドのマーケティングを担当。2010年、ロンドンのマリルボーンにセレクト・ショップ「Trunk Clothiers」をオープンする。 www.trunkclothiers.com

背景に物語があることが大切

スウェーデンのご出身だそうですね。

ストックホルム郊外にある小さな町の出身です。10歳のころにブラジルのサンパウロへ移り、それが世界へと目を向けるきっかけになりました。その後もパリやニューヨーク、スペインのサラマンカなど様々な地に滞在しました。私が人生において最も情熱を傾けているのは、旅と新たな発見――人と出会ったり、未知の食べ物に挑戦したり、世界各地で作られた美しいものを見つけ出すこと――です。

約7年半前にトランクを立ち上げる際は、世界各地から得た様々なインスピレーションを店に応用しました。「トランク」という名は、旅行と結びついています。旅をして、好きなものを見つけて、自分のために買うだけでなく、人のために持ち帰り、幸福をもたらすことができるというわけです。

なぜマリルボーンに店舗を構えたのでしょう。

ショーディッチなどのトレンディーなエリアでなければ、チェルシーのようなポッシュなエリアでもない。ここはすべての「真ん中」くらいに位置していると思うのです。スウェーデン人は概して「真ん中」辺りを好むのですよね(笑)。また、ここならばお客様が静かにゆったりとフレンドリーなスタッフとのひとときを過ごせる。これも重要なポイントでした。

立ち上げの際には、イタリアや日本のショップを参考にしました。イタリアではほとんどの町で一族が3代以上にわたって経営し、顧客も3代にわたって通い続けているような店があります。そんな心地良い雰囲気をつくり出したいのです。日本では、最新トレンドを追い求めるだけでなく、「技(クラフト)」に着目する傾向がありますよね。

世界各地の商品を取り扱っていらっしゃいますね。

英国、日本、米国、スウェーデン、ドイツなどのブランドを扱っています。選ぶ基準は、まず自分自身が好きであること、そして誇りを持って販売できること。ベーシックでクオリティーが高いのに加え、新しいブランドでも、家族経営のブランドでも、その背景に物語があるという点が大切です。

京都のかばんメーカー、一澤帆布の商品を購入できるというのは驚きでした。

簡単には手に入らない、これこそ私の考える本当の贅沢です。一澤帆布の商品は非常に高額というわけではないけれど、卸売りを行っておらず、京都へ行って手に入れなければならない、そこに魅力を感じました。オープン直後に日本人スタッフを介してオーナーと話したのですが、当初は先方も「そうですね……」という感じで(笑)。その後も連絡を取り続け、ロンドンのショップに来ていただけることになったのですが、そのときに一緒に仕事をしても大丈夫だろうと自信を持っていただけたのでしょう。試してみようということになりました。

ほかにはどのような日本ブランドが?

小型の財布やプラスティック素材の商品などを販売しているデルフォニックスとも仕事をしています。ほかにもカモシタ ユナイテッドアローズや吉田ポーター、真鍮用品のFUTAGAMI、お香の松栄堂などの商品を扱っていますが、どのブランドもお客さんに人気がありますよ。

Trunk Clothiers

ロンドン中心部マリルボーンにある衣類専門のセレクト・ショップ。同エリアには小物類を扱う「Trunk LABS」もある。香港の名門デパート「Lane Crawford」と提携し、数店舗にキュレーション・スペースを設けているほか、今年4月にはスイスのジュネーブに新店舗をオープン予定。

 
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