「マネー教室」では、暮らしに密着した金融、経済事情を分かりやすく解説します。今回は、今まで取り上げる機会がなかった読者からの主な質問にまとめてお答えします。
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ズバリ、どうしたらお金が貯まりますか?
ズバリ、お金は使わなければ貯まります! まず、毎月積立型の銀行預金を利用しましょう。毎月のお給料から積立金が自動的に差し引かれるように設定すれば、知らない間にお金が貯まるものです。通常25ポンド程度から始められますので新年から開始してみてはいかがですか?
ベスト金利は以下の表をご覧ください。
積立貯蓄預金 ベスト金利 |
銀行名 |
口座名 |
APR※ |
金利タイプ |
期間 |
Halifax |
Regular Saver |
7.0% |
固定 |
1年 |
Leek United |
Regular Saver |
6.0% |
固定 |
1年 |
Yorkshire BS |
Monthly Saver |
5.5% |
変動 |
3年 |
Halifax |
Monthly Saver |
5.0% |
変動 |
特になし |
*Annual Equivalent Rate=年複利率FSA比較表12月5日付より。積立金や資金引き出しに制限などがあるので条件を十分調査しましょう。
英国でMBAを取得して、ゆくゆくは起業したいと思っています。まとまったお金が必要なのですが、どうやって資金集めすればよいですか?
英国は日本に比べ企業家に対する支援が充実しており、しっかりしたビジネス・プランがあれば資金集めは難しくありません。資本家(ベンチャー・キャピタルやビジネス・エンジェル)から資金を調達する場合は、株主資本なので通常金利などを払う必要はありません。ビジネス・エンジェルですと1~25万ポンド、ベンチャー・キャピタルでは最低200万ポンドの投資資金を集めることが可能です。豊富な経験のある彼らの助言を得られるのは資金同様に価値のあることですね。銀行からの借り入れですが、日本の銀行が担保主義なのに対し、英国の銀行はビジネス・プランを重視、また企業と経営者の預金口座も含めて総合的にサービスを提供する傾向があります。言い換えますと、個人口座も含めた取引を一行に集中させる必要があります。
どちらにしても、まずは投資や与信のプロを納得させるビジネス・コンセプトとビジネス・プランの作成が資金集め、更にはビジネス成功の鍵といえるでしょう。
ある会社の年金に加入しています。10年超運用していると思うのですが、一向に資産が増加していないようです。なぜでしょう?
また、どのような対処の方法があるのでしょうか。
年金内の資産が増加しないのは、1. 設定・運用コストが高い 2. 年金会社の運用成績が悪い、からです。まず1ですが、2001年4月以降の年金プランはステークホルダー年金制度にのっとり、コストの低い(年間1%程度)年金がほとんどです。それ以前の年金は積立金の5%など、高く設定されているものが多いようです。次に2の運用ですが、英国株式インデックス「FTSE
100」が過去10年間に50%上昇していることなどを考慮すると、その年金会社の運用力に疑問がわきますね。対処法としては、現在加入中の年金をコストが安くて運用成績が良い年金へ移管(transfer)することが可能です。通常移管にコストはかかりませんが、現在加入中の年金会社がペナルティを課す場合もあります。まずは専門家に相談してみましょう。
過去に何回か転職したため、その都度年金に加入しており、現在数個の年金の管理が大変です。それらを一つにまとめられますか。
複数の年金をまとめる場合、通常新規に個人年金を設定し、そちらに現在加入中の年金を移管することになります。以前取り上げましたが、個人年金は積立金を運用し、蓄積された年金原資で定年時に確定年金を購入する仕組みです。一方、企業が提供する年金には確定給付型年金、確定拠出型年金、グループ個人年金などがあります。確定給付型は会社が定年後の年金を保証してくれているので、運用リスクのある個人年金への移管はその会社が倒産しそうでもない限りお勧めしません。確定拠出型とグループ個人年金であれば、運用リスクを年金加入者がとるという意味では個人年金と差異はないので、一つにまとめるのも一案です。その方が管理も容易になり、また運用対象などをご自身で決定でき、しいては年金資産の増加につながる可能性があります。
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