|
最近はビザの申請が難しくなっていること、またイミグレーションの法律も頻繁に変わることから、ビザ発給を却下される方もいらっしゃいます。その場合、ビザによっては、裁判所に上告(アピール)することができます。
ビザの発給を却下された手紙を受け取りましたら、アピールの申請を行います。その後、聴聞の日付が決まれば、その日に裁判所に行くことになります。

なぜ却下されたのですか。
英国に8年くらい前から留学していました。アート関係だったので日本より勉強しやすく、環境も良かったので、最終的に博士号(PhD)まで進むことを考えていたのですが、母国語が英語でない自分がPhDに行くには英語力、専門知識などに不安があったので、その準備のために学生ビザを申請したのです。ところがホーム・オフィスからはそのような勉強は認められない、という結果が。非常にショックを受けましたが、このままでは納得がいかなかったのでアピールすることにしました。
その後どうしましたか。
今まで申請はしたことがあっても、アピールするのは初めてのことだったので、もちろん専門家が必要になると思い、アドバイスをもらいました。
アピールの後、裁判所へ行く日まで3週間くらいしかなかったので、何を準備したらよいか専門家の方と打ち合わせをし、準備を開始。自分が思ってることを専門家の方に法律的な観点からまとめたものも作成していただき、送付しました。そしていよいよ裁判所へ。当日はかなり緊張しましたが、その前に専門家の方と打ち合わせをしていたため、質問されてもきちんと答えることができました。
結果はどうでしたか。
結果が出るまではかなり緊張し、不安でしたが、最終的に認めてもらい、結果を聞いた時には思わず涙が出てきてしまったほどです。

なぜ却下されたのですか。
英国には学生ビザで滞在し、英国人のパートナーと一緒に住んでいました。学生ビザが切れる時点で、2年間以上パートナーと一緒に住んでいたので、パートナー・ビザを申請してみたのですが、拒否されてしまいました。
一番の理由としては、2年間住んでいるという証明ができていない時期があるということでした。
その後どうしましたか。
専門家の方に相談したところ、申請書類が十分ではなかったということ、パートナーと一緒に生活していなかった時期があったこと、また家族に不幸がありしばらくの間日本に帰国しなければいけない時期があったのですが、その点を申請時に説明していなかったことなどが問題となり、却下されたのだろうということが明らかになりました。
その後どうしましたか。
書類を集めきちんと証明をし、専門家の方にステートメントも作ってもらいました。裁判所へ行く前に打ち合わせも密にし、最終的に認められた時には今後の英国滞在の見通しがつき本当に嬉しかったです。
ビザ申請が却下された実例を色々見てみますと、書類などに不備があったり、申請内容が紛らわしく、審査官に勘違いされてしまうといったケースが結構多いのです。アピール申請の成功の鍵は、上述の点を明確にすること、なぜ却下されたのかをはっきりさせることです。
|