|
12 June 2008 vol.1151
英国での就職が決まっていなくても、労働可能なビザを取得後に就職活動ができるプログラム、Highly Skilled Migrant Programme(HSMP)がスタートしてからこれまで、何度か大きな変更がありました。なかでも最も大きく変わったのは、2006年12月のことです。
- ビザ取得に必要なトータル・スコアが65点から75点に引き上げられた
- 就労経験、専門分野での功績、英国での医師免許、パートナーの功績などが、評価の対象から外された
- 申請者の年齢が評価に大きな影響を及ぼすようになった
など、スコア、審査基準などすべての面で変更が入り、ビザ延長にもより厳しい基準が設けられるようになりました。そのため、変更前にHSMPを取得した方が、延長を申請した際に却下されるというケースも出てきてしまったのです。
そして「ビザの規則を読み込み、取得後の英国生活を綿密に計画した上で申請したのに、申請後に規則が変わるというのはフェアではない」と考えた人たちは、裁判で訴えるという手段に出ました。結果、その訴えが認められたのです。
新規則でも延長の申請ができる方は問題ありませんが、旧規則でないと申請ができないという方でも、延長の可能性があるということです。旧規則ですと、年収の最低基準が設けられていませんし、専門知識・技術があるとの理由での延長が可能でしたので、このような条件が有利に働く方たちにとっては朗報と言えるでしょう。
ただし、現時点では、裁判による決定はなされたものの、ホーム・オフィスの方でどのようにこの問題を処理するのかが具体的に決まっていません。その詳細が明確になる前にHSMPビザが切れるという方は、切れる前に必ず延長の手続きをとるようにしてください。
HSMP以外にも、イミグレーションのルールはしばしば変更されています。申請した時と延長する時で条件が変わってくることもありますので、注意が必要です。場合によっては特別な処置を講じることも可能ですので、問題が生じた際にはご相談ください。

▲
|