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先週の国民年金に続きまして、今週は個人年金のお話です。国民年金や会社からの年金だけでは、老後の生活資金が足りないというのが実情です。節税効果抜群の個人年金を積極的に取り入れて、定年に向けての計画を立ててみましょう。
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個人年金の仕組みについて教えてください。 |
英国の個人年金は日本での変額個人年金に類似します。保険会社を選び個人年金を設定後、年金の拠出を毎月や一括にて行い、その拠出金を保険会社が運用します。こうして拠出金+運用益が年金原資として蓄積され、定年時にはこの年金原資の25%までをTax-Free Cash(非課税の現金。日本での一時退職金に該当)、残りを終身確定年金(Annuity、個人の所得税率にて課税)として生涯受け取ることになります。
Tax-Free Cashを受け取るかどうかは個人の選択です。Tax-Free Cashをもらえば、その分生涯の受給年金が少なくなりますので、じっくり考慮する必要がありますね。
尚、定年年齢は50歳(2010年より55歳に変更予定)から75歳の間で、年金受給者が決定できます。

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年金の節税効果について教えてください。 |
年金の拠出金は本人の最高税率により税額控除を得ることができます。例えば、年収6万ポンド(約1200万円)の方(最高税率40%)の方が年間1万ポンド(約200万円)の年金拠出をする場合、本人が実際に払い込む年金は6000ポンド(約120万円)のみで、残りの4000ポンド(約80万円)は税額控除として税務当局より支払われます。また年金の運用益は非課税にて複利運用されていきます。
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会社の年金に入っていても個人年金に加入できますか。 |
はい、問題ありません。2006年4月の年金法改正によ
り、個人年金の法制がずっと柔軟になりました。従来は年齢に応じて年間拠出金上限が設けられていましたが、現在は年収の100%まで拠出可能で、それさえ守っていれば会社の年金や他の個人年金との掛け持ちは問題ありません。また、年金は毎月積み立てを行うものと思われがちですが、資金に余裕のあるときに一括の拠出を行うことも可能です。上記の例ですと、会社の年金拠出も含めて6万ポンドまで拠出することができて、さらにその額には税額控除が適用されます。ただし税額控除額は納税額に応じて変わってきますので、ご注意ください。
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主婦でも個人年金に加入できますか。 |
はい。収入がない方でも年間3600ポンド(約72万円)、毎月300ポンド(約6万円)までは拠出が可能です。主婦の方で税金を払っていなくても税額控除が適用されますので、実際に払うのは2880ポンド(約57万6000円)、毎月240ポンド(約4万8000円)です。
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個人年金に加入後、日本に帰国することになった場合はどうなりますか。 |
そのまま年金原資が運用されていき、定年年齢になりましたら手続きをとり年金やTax Free Cash
を受け取ります。日本にいても手続きを
とることは可能です
のでご安心ください。また帰国後5年間は継続して拠出することができます。年金拠出金限度額対象となる英国における年収がなくなりますので、拠出金は最低拠出金額の年3600ポンド(税額控除後2880ポンド)、つまり月
300ポンド(同240ポンド)までとなります。帰国後、英国で納税をしなくなっても、5年間は税額控除が適用されますのでお得ですよね。また、日本と英国は2カ国課税協定を結んでいるため、受け取り年金には通常英国
にて所得税が源泉課税されますが、日本にいる場合は英国の非居住者なので非課税にて受け取ることが可能です。もちろん日本にて課税されることになります。
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駐在員でも入れますか。 |
英国の個人年金は英国居住者でナショナル・インシュランス番号があれば誰でも加入することができます。駐在員の方ももちろん加入可能ですし、税額控除も適用されます。
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年金に入りたいのですが、拠出金はいくらくらいにするべきですか。 |
まず、ご自分の毎月の収入と支出や貯金額、将来の支出計画などをじっくり見直し、年金拠出用に長い間蓄えておける金額(毎月や一括拠出として)を決定することが大事です。将来受け取り額の計算については、別途表をご参照ください。個人年金にて拠出した場合、65歳時
に年1万ポンドの年金を得るには今からいくら拠出すればよいのかを示した表です。年金拠出を早く始めれば拠出金が少なくてすむのは、一目瞭然ですよね。
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現在50歳です。会社の年金には一応入っていますが、これで十分なのか心配です。どうしたらよいでしょうか。 |
一度専門家にご相談なさることをお勧めします。ご加入中の年金の調査、見直しはもちろんのこと、受け取り希望年金金額に合わせた年金計画を立ててくれます。また年金だけでなく、定年後における他の収入方法など、総合的なリタイアメント計画についても助言をしてくれます。

カッコ内は税額控除後、実際に払い込む金額。
・算出にあたっては運用利回り年7%、コスト年1%、現行金利を採用。
・受領年金は月初め支払い、一定、税込み。
・上記はあくまでも受け取り予想額であり、その額を保証するものではありません。
データ: Scottish Widows Stakeholder Pensions Guide Mar08.
当コラムは2008年6月時点の法制と税制に基づき一般的なガ
イダンスのために作成されており、皆様のご理解を深めるた
めに内容を簡素化してある場合もあります。ご自身のファイ
ナンシャル・プラニングに関しましては専門家にご相談なさ
ることを強くお勧めいたします。
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