
| 帰国に伴うお金のあれこれ(2) |
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オフショア預金について簡単に紹介した前回に引き続き、今回はこのお得な預金口座の具体的な活用法と、帰国前に日本へ送金する際の注意点について説明します。 タックス・ヘイブンと呼ばれる国々の銀行口座を活用したオフショア預金では、利子課税やキャピタル・ゲイン課税が非課税になると聞きました*。このオフショア預金は、英国にいる間に開設したほうが良いのでしょうか。英国内の預金口座は英国の居住者でなければ開設不可能ですが、オフショア預金はどこの国からでも開設することができます。もちろん帰国後でも可能です。しかし、帰国後日本におけるオフショア預金についての情報の少なさ、口座開設に必要な提出書類が日本語であることなどを考慮しますと、興味があるのでしたら英国滞在中に開設されたほうがより簡単です。特にマン島やジャージー島では英国の金融規制に準じた規制が引かれており、口座開設に必要な身元証明書などの書類は英国のものがそのまま利用できるようになっています。 預金の他に日本では購入できないような金融商品はありますか。私がシティに勤務していて感じたのは、シティの情報量の多さ、人材の豊富さ、商品開発力の高さなどでした。英国では英国内の金融商品はもちろん、オフショアで取引されている商品へのアクセスが容易です。特に投資信託の中には、驚くべき運用利回りを長い間達成し続けるものが少なくありません。日本では商品数が比較的少なく、情報量も少ないのでこれらの優れた金融商品に遭遇するチャンスは英国にいる場合と比べてはるかに低いと思われます。運用に少しでも興味がございましたら、専門家に一度話だけでも聞いてみる価値があります。 日本へ送金すると銀行から資金使途などについて問い合わせられることがありますが、規制などはあるのでしょうか。1998年の外国為替法改正により海外での銀行口座や証券口座の開設が自由になった一方、資金の出入りの監視が厳しくなりました。200万円を超える金額で国外送金、国外送金受領をした場合、その金融機関は税務署に対して送金金額などを記載した調書を提出しなければなりません。しかし、海外にいる間(帰国前)に日本へ行う送金の金額に上限などはありません。銀行側から問い合わせがありましたら、そのお金は海外にいる間に勤労などにより発生したお金であり、帰国後の生活のために送金する旨を明確にすれば別段問題はないでしょう。 日本でも外貨預金ができると聞きましたが……。日本での外貨預金は金利が低い傾向があります。例えば日本国内のシティバンクのポンド建て外貨預金の金利(2006年2月25日付)は1カ月定期が1.81%、6カ月が2.67%、12カ月が2.67%と提示されています。
* マン島やジャージー島など、EU Savings Directiveに準拠しているタックス・ヘイブンにある銀行では、英国在住で日本国籍があること(Non-Domicile)を証明(自己申告で済む銀行もあります)する必要があります。 |
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和枝 ドゥルーリー FPC 日本人ファイナンシャルアドバイザー(FA)。 十数年間の米英系投資銀行勤務を経て、FAとして独立。日英両方の資格を有する。大手独立系FA会社に所属。 e-mail: info@kazuedrury-ifa.co.uk URL: http://www.kazuedrury-ifa.co.uk |



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