前回に引き続き、今年4月から新しくなった年金制度についてお話します。今回は年金の受け取り方や年金生命保険などを取り上げます。
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年金の受け取り方も変わったのですか。
従来は個人年金とContracted-Out部分などの年金の受 け取り方は別々に決められていましたが、現制度下では、一律、蓄積された年金の25%までを非課税退職金として、 残りを確定年金(Annuity)や運用しながら受け取る年金(Unsecured Income, Alternative Secured Income)として受け取ることが可能です。従来はContracted-Out 部分の年金は非課税退職金として受け取ることは不可能 でした。
確定年金(Annuity)は死亡したら消滅してしまうので不利と聞きましたが、新制度下ではどうですか。
確定年金は貯まった年金原資を払い込む代わりに生涯 にわたる収入を保障されるシステムです。前制度では確 定年金を始めてすぐ、例えば1年後に死亡しても払い込んだ年金原資は特別な取り決めをしない限り返却されませ んでした。現制度下では、年金原資の返金(35%の税金 が差し引かれます)を確定年金開始の際にオプションとして組み込むこともできます。
他に何かお得な情報はありますか。
年金生命保険という商品が登場し、定期生命保険に税 額控除が受けられるようになりました。詳しくは下表を参照してください。生命保険料は年金拠出金の一部として税額控除の対象となり、受け取る保険金は年金原資の 一部として勘定されます。将来年金原資がLife Time Allowance(生涯の上限額)に届きそうな方は十分注意 が必要ですので、専門家に相談することをお勧めします。
S2PやContracted-Outとは何ですか。
State 2nd Pension(S2P)は、受け取り年金が年収 と支払った期間に比例する(上限あり)第2の国民年金です。会社に雇われている従業員にのみ適応されます。ナショナル・インシュランスの一部がS2P積み立てに使用されています。Contracted-Outとは、S2P受領を放棄、その代わりS2P積み立てに使用されているナショナル・ インシュランスの一部を個人年金へ積立て運用する仕組 みです。政府から保障されたS2Pを選ぶか、自分の運用に頼るかとの選択となります。政府の年金財政が悪化し、将来受領する額が少なくなるので自分で運用した方がましと思っている方は Contracted-outされているようです。 一方、Contracted-Out制度を中止する議論が政府で現在なされています。

*当コラムは、2006年6月時点の法制とInland Revenueの規定にもとずき一般的なガイダンスの為に作成されております。 皆様のご理解を深めるために内容を省略簡素化してある場合もあります。金融商品の検討に際しては専門家にご相談なされることをお勧めいたします。
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