前回は主に失業した場合の社会福祉についてお話ししました。今回は不慮の事故や病気になった場合の英国のセーフティ・ネットについてお話しします。
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私の会社には病欠(有給)がありません。もし、病気になって就業不可能になったらどうなるのですか。
Statutory Sick Pay(SSP)という政府が強制する病欠手当てを得られるかもしれません。ナショナル・インシュランス(NI)を支払っている16歳から65歳の会社に雇用されている英国永住者で、週£84以上の収入があり、4日間連続して病気になった場合に申請することができます。標準的な給付額は週£70.05です。給付金は病気により継続して就業不可能になった4日目から病気が治るまで最高28週間、雇用者から支払われます。
28週間後になってもまだ働けなかったらどうすればよいのでしょう?
Incapacity Benefit(IB)の給付が受けられるかもしれ ません。こちらは被雇用者でSSPを受け取って28週間過ぎた場合、また自営業者の方や失業者で病気にて就業不可能な方に適用される給付金です。基本的にNIを支払ってきた方のみ受給資格があります。自営業者の方や失業者の場合は4日間継続して病気で就業不可能な場合にIncapacity
Benefit の申請をすることができます。給付額については表1をご覧ください。

どうすれば受給資格があるとわかるのですか。またどこに問い合わせればよいのでしょうか。
最寄りのJobcentre Plus(www.jobcentreplus.gov.uk)へ問い合わせてください。
私には家族がいます。Incapacity Benefit だけではとても家族を養えません。病気になった場合、収入を約束してくれる保険などありますか。
Income Protection Insurance (生活保障保険)に加入することが可能です。保険金(月ごと)は税前収入の50%までご自身で選択可能で、病気にかかって就業不可能になってからある一定の期間(Deffered
Period と呼ばれています)後に支払いが開始されます。1、2カ月間の病気であれば手持ちの貯金を使ってやりくりできますよね。このDeffered Periodが長いほど保険料は安くなります。保険金は非課税で、保険期間終了まで、病気が回復して就業復帰するまで、定年退職するまでのいずれか早い時期まで継続して支払われます。保険料については表2をご覧ください。

保険料が途中で上がると困ります。一定に設定することは可能ですか。
はい。保険料は一定、インフレーションに連動するタイプを選択可能です。もちろん保険金も同様です。
*当コラムは、2006年7月時点の法制とInland Revenueの規定にもとづき一般的なガイダンスの為に作成されております。皆様のご理解を深めるために内容を省略簡素化してある場合もあります。金融商品のご検討に際しては専門家にご相談されることをお勧めいたします。
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