「義援金」と「救援金」の違いとは?
英国在住者が集める寄付金の行方
英国在住者たちによって東日本大震災の被災者のために集められた寄付金が、どのような形で使われるかに関心が集まっています。また募金活動を行いながら、これから最も適切と思われる寄付金の送付先を探そうとしている方も多くいらっしゃるようです。そうした方々が判断を行う際の一つの目安として、日本及び英国の赤十字社の活動を例として挙げながら、「義援金」と「救援金」の違いを中心に、寄付金の使われ方について紹介致します。
英国赤十字社
英国赤十字社を含む世界各国の赤十字社を通して集められた寄 付金は、日本赤十字社の元に届き、同社が被災者に対する義援金 及び被災者への救援活動を支えるための救援金として配分しま す。また英国赤十字社では「同震災に対する寄付金の余剰分につ いては、他の世界各地における災害への対応に振り分ける」旨を 通知していますが、本震災の被害の大きさから、11月8日時点では、 「英国赤十字社が集めることができると想定する寄付金のすべて が、日本へと届けられる可能性が非常に高い」としています。
英国赤十字社に集まった東日本大震災に向けての寄付金額
約1070万ポンド(約14億1000万円)(2011年6月7日時点)
注)英国赤十字社による東日本大震災に向けての募金「Japan Tsunami Appeal」は、受付を終了しました。詳細はこちらをご覧下さい。

日本赤十字社
被災者に対して支払われるものです。日本赤十字社や英国赤十字社などを通じて集められた義援金は、被災地域の「義援金配分委員会」に届けられ、被災者に配分されます。日本赤十字社による、東日本大震災に向けての義援金の受付口座は以下の通り。
Name of Branch: Ginza
Account No.: 8047670 (Ordinary Account)
SWIFT Code: SMBC JP JT
Payee Name: The Japanese Red Cross Society
Payee Address: 1-1-3 Shiba-Daimon Minato-ku, Tokyo JAPAN
被災者に対する救援活動を支えるためのものです。日本赤十字の救助活動とは別に、現地で人道支援を行う各NGO・NPO団体への寄付金を広く「救援金」または「支援金」と呼ぶこともあります。

情報提供: 英国赤十字社、日本赤十字社、在英国日本国大使館ほか
義援金はどのように使われるのか
義援金は、「死亡者・行方不明者見舞金」「住宅損壊見舞金」「要援護家庭激励金」「被災児童・生徒教育助成金」などとして該当者及び該当世帯に支給されます。下記では、同じく大地震による多数の被災者が出た阪神・淡路大震災の例を紹介しています。
阪神・淡路大震災(1995年1月17日発生)
(1996年1月31日に日本赤十字社の受付窓口を閉鎖)
死者6434人、住家約52万棟と非住家約5800棟の建物被害
- 死亡者・行方不明者見舞金: 一件当たり10万円を5803件に支給
- 住宅損壊見舞金: 一件当たり 10万円を45万486件に支給
- その他に重傷者見舞金など約30区分に分配
- 支給期間: 1995年2月1日〜1999年3月31日
東日本大震災(2011年3月11日発生)
3102億9016万7651円
(2012年3月5日時点)
(*1)海外の赤十字社からの義援金は含まれていません
死者1万2175人、行方不明者1万5489人(4月4日時点)
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東日本大震災における義援金の第一次配分(4月13日より送金開始)
- 死亡・行方不明者……一人につき遺族や家族に35万円
- 住宅全壊・全焼・流失……35万円
- 住宅半焼・半壊……18万円
- 原発避難指示・屋内退避指示圏域の世帯……35万円
1月26日時点で、各道県に設置された
義援金配分委員会への送金額は約3465億9073万5278円です。(*2)
(*2)上記金額は、日本赤十字社と中央共同募金会からの送金額を合計したものです。
参考資料: 日本赤十字社、神戸市役所、警察庁、内閣府「阪神・淡路大震災教訓情報資料集」ほか


ジェリー アクアリスタ








