Thu, 02 May 2024

深刻化する少子化問題に積極的に取り組む地方自治体

A small town in Japan doubles its fertility rate
出生率倍増を達成させた、日本の小さな町

「エコノミスト」誌 1月9日

「エコノミスト」誌は9日、全国平均を上回る出生率を達成した岡山県奈義町の少子化対策を紹介する記事を掲載した。

同記事は、奈義町の出生率が全国の1.4%に対し、2014年に2.8%、最近でも1.9%を記録しているとし、同町に住む第4子を出産予定の女性の例を紹介。彼女の場合、出産祝い30万円が支給され、ベビーシッター代やベビー用品の補助も受けられる。加えて子供の医療費は実質無料など、2005年から出生率を倍増させた自治体の手厚い経済支援について伝えた。

記事はまた、奈義町の人口は1955年以来、3分の1に減少、加えて現人口6100人の3分の1が65歳以上だとし、日本各地で同様な問題が起きていると言及。日本政府が、2016年時点で1億2700人の全国人口が、向う50年でその3分の1近く減少すると見通していることについても触れた。

India and Japan prepare joint mission to the moon
インドと日本が月の合同ミッションを計画

「フィナンシャル・タイムズ」紙 1月4日

「フィナンシャル・タイムズ」紙(電子版)は4日、宇宙航空研究開発機構(JAXA)とインド宇宙研究機関(ISRO)が水の存在が期待される月極域での探査協力を検討していると伝えた。

同記事は、この分野における中国の台頭を受け、日本が日印関係の強化に努めているとの見解を述べた。また、同探査は宇宙航空に携わる科学者たちに注目されていて、クレーター内に氷を確認するなどの大発見があれば、今後の探査への大きなステップとなると説明している。

Nissan’s mind-reading car
運転者の心を読む日産の車

「タイムズ」紙 1月5日

「タイムズ」紙(電子版)は5日、米ラスベガスで9~12日に開催された家電見本市「CES」で日産が発表した、運転者の脳波を活用した運転技術システムに関する記事を掲載した。

B2Vと呼ばれる同技術は運転者の脳波を解析し、自動操作システムを開始して事故を防ぐことを目的としている。これに関連して同記事は、英国の交通事故発生率は他国に比べて低いが、昨年7月までの12カ月の交通事故による重傷者及び死者数は2万7130人と、前年比9%増だったと伝えている。

Tsukiji fish market holds final new year auction
築地魚市場、最後の初競り

「ガーディアン」紙 1月5日

「ガーディアン」紙(電子版)は5日、10月に東京都江東区豊洲へ移転する築地市場で、最後の初競りが行われた記事を掲載。今年は、青森産の400キロを超える天然マグロが約3650万円の最高値で競り落とされたことを伝えた。

同記事は、小池百合子東京都知事が、新天地である豊洲市場の土壌汚染などの問題から移転を延期していたが、先月移転を決定したと説明。また移転延期に伴い巨額の損害が発生し、関係者らが不満を募らせている件にも言及している。

Sumo wrestling's most senior referee hit by claims he sexually harassed teenage junior
大相撲の最高位行司、10代の若手行司にセクハラ行為

「デーリー・テレグラフ」 1月8日

「デーリー・テレグラフ」紙(電子版)は8日、大相撲の現役最高位の行司である立行司、式守伊之助(本名: 野内五雄)が、若手行司にセクハラ行為をしたと報じる記事を掲載した。

同記事は、伊之助は相撲協会に対し泥酔していて記憶がないと弁明したが、行為への苦情に異議を唱えなかったと伝えた。若手行司は告発する意向はないとしている。記事はまた、昨年の横綱による暴行事件を始め、違法賭博やドラッグ問題など相撲界にスキャンダルが続いているとした。

Coming of age ceremony in Yokohama
横浜で成人の日のお祝い

「ガーディアン」 1月9日

病院食

「ガーディアン」 紙(電子版)は9日、華やかな振袖をまとった成人式の参加者たちの数枚の写真とともに、8日に神奈川県横浜市で行われた成人式の様子を報じた。同記事は、同市において、過去1年で3万7000人が20歳に達し、日本では20歳が成人とみなされることを説明。また、女性参加者の多くは式の前に美容院に行き、着付けや髪をセットしてもらうことについても触れている。

 

日本における「~放題」の販売戦略を考察する

Japan’s all-you-can-eat economy
日本の「食べ放題」経済

「フィナンシャル・タイムズ」紙 12月12日

「フィナンシャル・タイムズ」紙(電子版)は12日、飲食店の「食べ放題」やカラオケの「歌い放題」、ヘアサロンにおけるつけまつ毛の「つけ放題」など、日本の店に多い「~放題」の販売戦略について取り上げた。

同記事は過去20年にわたるデフレの影響で、消費者にとって耳触りの良い「~放題」は、昨今は洗練された販売戦略として認知されていると説明。その上で、この傾向は今後どのくらい続くのかと疑問を提示した。

記事によると、デフレ心理が次世代に浸透して「~放題」が急増。かつては閑散時間帯に使われていた戦略が、今ではピーク時にも用いられていると解説する。しかし、安倍政権が進める賃金3%上昇や残業減などが実現すれば、企業側は消費者の可処分所得をより多く獲得するために単純に料金アップを図り、カラオケなどは「歌い放題」を止めるかもしれないとした。

No news, just snooze
ニュースなし、朝寝せよ

「ガーディアン」紙 12月11日

「ガーディアン」紙(電子版)は11日、日本の新聞社の休刊日制度について紹介する記事を掲載した。

同記事は、デジタル・メディア時代で新聞の購読者数が減少している中で休刊日を設けるのは時代錯誤に思えるが、休刊日の恩恵を被る大勢の新聞配達員の存在は、今も多くの日本人が紙媒体を愛していることを示すと述べた。記事はまた、引っ越したばかりの家を訪れ、洗剤やトイレットペーパーなどと引き換えに新聞購読を勧誘する販売員にも触れている。

Kanji of the year is 'north'
今年の漢字は「北」に

「ガーディアン」紙 12月13日

「ガーディアン」紙(電子版)は13日、日本漢字能力検定協会が公募し、2017年の世相を象徴する一文字を決定する「今年の漢字」に「北」が選ばれたと伝えた。

記事は、日本は今年一年、北朝鮮の弾道ミサイル発射の脅威一色で、ほかに有力候補はなかったのではとしている。一方で、北海道のじゃがいもの不作によるポテトチップス不足や、北海道に拠点を置く日本ハムファイターズの大谷翔平選手の大リーグ移籍発表も理由に挙げられるとの見解も伝えた。

American helicopter window falls on Japanese school sports ground
米軍ヘリから窓枠が落下し、小学校の校庭に

「デーリー・テレグラフ」紙 12月13日

「デーリー・テレグラフ」紙(電子版)は13日、沖縄の米軍普天間基地近くの小学校の校庭に米軍のヘリコプターの窓枠が落下し、地元紙によると児童1人が軽傷を負ったと伝えた。

記事によると、在沖縄米海兵隊は謝罪を表明。一方、菅義偉官房長官は「このような事故は学校関係者だけでなく、沖縄県民に不安を与えるもの」と強く非難した。同記事はまた、多くの沖縄県民は長年、米軍基地に反対しており、騒音や公害などの問題を巡り抗議しているとも報じている。

Boris Johnson swigs can of peach juice from Fukushima
ボリス・ジョンソン外相、福島の桃ジュースを一気飲み

「ガーディアン」 12月15日

「ガーディアン」紙(電子版)は15日、ボリス・ジョンソン外相が、ロンドンを訪問した河野太郎外相が日本から持参した福島産の桃で作られたジュースをおいしそうに飲んだと伝えた。記事は河野外相がその様子をスマートフォンで撮影したという動画も併せて掲載している。

同記事は、約7年前に3基の原子炉がメルトダウンするという原発事故で世界を震撼させた福島県で作られた飲食物が安全であると証明することを意図しているとの見解を示した。

Charles Jenkins dies aged 77
チャールズ・ジェンキンスさんが77歳で死去

「デーリー・テレグラフ」紙 12月12日

チャールズ・ジェンキンスさん

「デーリー・テレグラフ」紙(電子版)は12日、拉致被害者である曽我ひとみさんの夫で、元米兵のチャールズ・ジェンキンスさんが11日、日本で亡 くなったと報じた。同記事は、1965年、朝鮮半島の軍事境界線近くに駐留していたジェンキンスさんが北朝鮮に投降した後、同地に留まることになった過程について説明。元米兵たちの脱走兵に対する複雑な心境についても言及した。

 
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