ニュースダイジェストの制作業務
Fri, 10 May 2024

アベノミクスの「3本目の矢」

This time it will hit the target
今度は目的を達成する

「エコノミスト」紙 6月28日

安倍首相が、アベノミクスの「3本の矢」における3番目の政治的方針である成長戦略に再び着手した。2013年6月に発表した構造改革計画は失敗に終わったが、今回は目的を達成すると考えられるだけの理由がそろっている。第一に、今やほぼすべての日本人が何らかの改革が必要であると認識する段階に達した。第二に、安倍首相は変化を必要とするほぼすべての経済分野を網羅する規模の構想を掲げている。この成長戦略の規模は驚異的であり、日本を再生させる絶好の機会を提供することになるであろう。

Abe’s third arrow is more like 1000 trial needles
3本の矢というより1000本の針

「フィナンシャル・タイムズ」紙 6月18日

安倍首相が日本経済を再生するための戦略として3本目の矢を放った。だが、標的に当たる音が響くことはなかった。構造改革について言えば、安倍首相はウィリアム・テルのような弓の名手にはなれない。むしろ、1本か2本は効き目があるのではないかと願いながら、1000本の針を刺す鍼師の見習いを彷彿とさせる。3本目の矢がもたらすものは、安倍首相が望むより少なく、懐疑派が想像するよりも多いと思われる。いくつかの針は何ら役に立たず、数本は有害かもしれない。ただ残りの何本かは有益な影響を生み出すだろう。

ほかにもこんな日本報道が…

ゴミを片付ける日本人サポ

「メトロ」誌 6月16日

サッカーのワールド・カップ(W杯)ブラジル大会の日本対コートジボワール戦後に観客席のゴミを片付ける日本代表サポーターの姿を紹介。

クール・ジャパンはクールではない

「エコノミスト」紙 6月16日

日本政府が主導する対外文化宣伝・輸出政策である「クール・ジャパン」を「クールではない」と批評。「何をクールと感じるかという点で日本政府は混乱している」とした上で、日本の漫画やアニメは「可愛いものとわいせつまたは見苦しいものの混ぜ合わせ」であり、クールというより奇妙なものが少なくないと述べる。

日本代表は眠そう

「ガーディアン」紙 6月20日

サッカーW杯の日本対ギリシャ戦において、ハーフタイム直後の日本代表が「眠そう」と表現。また「はっきり言おう。この試合はひどい」と述べたり、67分のフリーキック時の本田圭佑選手の動きを「見事なまでに無駄」などと批判した。

都議会で女性蔑視のやじ

「インディペンデント」誌 6月25日

東京都議会で塩村文夏議員に対して、自由民主党の鈴木章浩議員らが女性蔑視のやじを飛ばしたと報道。また富裕国の中では、管理職に就く女性の数が

 

サッカーのワールド・カップ(W杯)開幕戦での西村主審

Fred collapsed under zero contact
ロブレン選手は全く接触していない

「デーリー・ミラー」紙 6月13日

今大会の開幕戦に関しては、ほかの何よりも西村主審の判定が記憶されることになるかもしれない。ロブレン選手が全く接触していないにも関わらず、フレジ選手には試合を決定付けるPKが与えられたのだ。実はこの西村主審については逸話がある。2010年のクラブW杯で西村主審の判定によって痛い目に遭った際に、アフリカはコンゴのクラブ、TP マゼンベのファンたちが暴動を起こしているのだ。だが、人種に関する理解に乏しいファンたちは、西村主審が日本人であるにも関わらず、現地の中華料理店を襲撃した。

A referee who was decidedly generous to Brazil
ブラジルに対して明らかに寛容

「ガーディアン」紙 6月13日

ネイマール選手は、モドリッチ選手を一瞥(いちべつ)してから彼の喉元に前腕をぶつけていた。それほどの激しい当たりではなかったからなのか、試合を通してブラジルに対して明らかに寛容だった西村主審はその接触を暴力行為とは認めなかった。またネイマール選手が芝生に転がる度に物悲しい顔で見つめると、大体の場合において西村主審は彼の願いを聞き入れてあげていた。ブラジル代表と主軸のネイマール選手は今後パフォーマンスを向上させる必要がある。西村主審ほど協調的な審判がいつもいるわけではないのだから。

ほかにもこんな日本報道が…

縮んでいく国

「エコノミスト」誌 5月31日

「信じられないくらい縮んでいく国」との見出しを掲げ、日本の少子高齢化問題を取り上げる。「長い勤務時間と、夜遅くまで同僚と付き合う日本の企業文化」が働く母親にとって障害となっているとも。

AKB48は「気味が悪い」

「メトロ」紙 6月3日

日本のアイドル、AKB48を「奇妙で気味の悪いポップ音楽現象」と紹介。

日本の児童ポルノ規制

「ガーディアン」紙 6月5日

日本は、児童に対する性犯罪を描いた動画や写真を所持することが法的に許される「先進7カ国の中で唯一の国」であると説明。また「肌を露出した女子学生を描いた漫画を読む男性を電車内で時折見かける」ことにも触れている。

日本の高速列車が良い理由

「エコノミスト」誌 6月9日

「日本の高速列車はなぜあれほど良いのか」と題する記事を掲載。フランスの高速列車TGVが補助金に依存しているのとは対照的に、JR東日本は直接的な公的資金を必要としないで運営できている点などに注目している。

サラリーマンの飲酒文化

「デーリー・テレグラフ」紙 6月12日

日本のサラリーマンは「特徴のないダーク・スーツ、雇用者への忠誠心、休みなしの労働」に加えて「時々飲み過ぎてしまう」ことで有名と紹介。

 
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