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Sat, 26 May 2018

イギリスでの暮らしをスムーズにするための生活の手引き

今年もまた多くの方々が英国で新しい生活を始める季節を迎えました。渡英前に念入りに下調べをしていたとしても、新天地での暮らしに一抹の不安を覚える方も多いでしょう。現地に到着し実際に暮らし始めてから、初めて抱く疑問もあるかもしれません。今回は、そんな方々に快適な英国生活を送っていただけるよう、暮らしに根差した必須情報の数々をお届けします。

日本の確定申告に相当
タックス・リターン

フリーランス業務は必須

日本の確定申告に相当するのがタックス・リターンです。給与から天引きされる形で所得税が支払われている大多数の日本人駐在員はタックス・リターンを行う必要はありません。自営業者やいわゆる個人のフリーランスとして仕事をしている人は、タックス・リターンを通じて所得税を後払いの形で納税するように定められています。

給与以外の所得があるなら要確認

ただし、会社勤めをしていても、タックス・リターンの手続きを取らなければいけない場合があります。とりわけ、給与のほかに一定以上の家賃所得、株式の売却益、銀行預金の利子所得などといった税引きされていない所得がある人もタックス・リターンを通じて所得税を支払わなければなりません。さらに年収が10万ポンド(約1800万円)超の高率納税者は、たとえ源泉徴収の形で所得税を納税していても、別途タックス・リターンの手続きを取ることが求められます。

タックス・リターンの申請が求められる場合

  • 自営業者である
  • 家賃収入などを通じた非課税収入が2500ポンド以上ある
  • 貯蓄または投資収入が1万ポンド(税引前)以上ある
  • 株式やセカンド・ハウスの売却を通じての利益がある
  • 会社の取締役を務めている(非営利組織の取締役で、給与または社用車などの利得を受け取っていない場合を除く)
  • 自身または配偶者が5万ポンド超の収入があり、どちらかが児童手当を受けている
  • 課税されるべき海外からの収入がある
  • 株式からの配当があると同時に高税率対象者である
  • 10万ポンド超の年収がある
  • トラストまたは登録された年金スキームの受託者である

申請の遅れには罰金が

英国の税年度は毎年4月6日から翌年の4月5日までと定められています。タックス・リターンを行う場合は、該当する税年度が終了した年の翌年の1月31日までに申請しなければなりません(書面の郵送を通じて申請する場合は10月31日まで)。タックス・リターンを初めて行う場合は、登録作業に一定の期間を要することにも留意する必要があります。万が一、申請内容に誤りがあった際には、当初の締切日から12カ月以内であれば訂正できるようになっているので、その場合には落ち着いて規定の手続きに従いましょう。締め切り日までにタックス・リターンの申請をしなかった場合はただちに100ポンドの罰金、その後の遅れ具合に応じてさらなる罰金が科されることになります。下記のウェブサイトから必要事項を確認して自身で行うか、または会計士と相談しながら書類を用意しましょう。

タックス・リターンの登録ができるウェブサイト
https://online.hmrc.gov.uk

タックス・リターンを郵送で行う際の申請用紙
www.gov.uk/self-assessment-forms-and-helpsheets

 
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