ニュースダイジェストの制作業務
Wed, 08 May 2024

日本の企業文化

At last Japan has introduced corporate-governance reforms
日本がようやく企業統治改革に乗り出す

「エコノミスト」誌 6月6日

「エコノミスト」誌の6月6日号は、日本における企業統治改革についての論考を掲載した。

同記事は、日本で企業統治変革が起こりつつあると説明。労働人口の減少を受けて失業率が低下したため、会社組織が社会のセーフティー・ネットとして機能すべきとする議論が説得力を持たなくなったと述べている。

一方で、いまだ多くの企業は官僚主義的であると指摘。①利益を生み出すことよりも労働時間の方が重要視される環境ではリスクを取る動機が失われてしまう、 ②若い重役は昇進を勝ち得るために年上の上司に服従を誓う、 ③業績が良くとも上司の報酬はほとんど変わらない、といった現状では致し方ないとの見解を示している。

It could not be more emblematic of Japan in 2015
これほど2015年の日本を象徴するものはない

「フィナンシャル・タイムズ」紙電子版 6月7日

「フィナンシャル・タイムズ」紙の電子版は7日、ゲートボールを日本の高齢化社会の象徴として取り上げた。

同記事は、戦後直後の日本で発明されたこのスポーツを「憂鬱な敗戦時にぴったりのゲーム」であったと紹介。また「腰痛と関節炎にまみれたスポーツ」であると伝えた。さらには「何千人もの高齢者を老衰と戦うよう仕向ける団体競技」とも形容。「これほど2015年の日本を象徴するものはない」と述べている。

Rise of Japan's middle-aged virgins
「やらみそ」が増加中

「デーリー・テレグラフ」紙電子版 6月10日

「デーリー・テレグラフ」紙の電子版は10日、30代になっても性体験のない人を意味する「やらみそ」の存在を取り上げる記事を掲載した。

同記事は、国立社会保障・人口問題研究所が2010年に行った調査結果では、30代以上で未婚である日本人男性の4分の1が性体験を持ったことがないとの事実が明らかになったと説明。性体験のない中年男性が増えたために、「やらみそ」という単語が頻繁に使われるようになったと伝えている。

Era of vending machine diplomacy
「自動販売機外交」の時代

「フィナンシャル・タイムズ」紙電子版 6月9日

「フィナンシャル・タイムズ」紙の電子版は9日、自動販売機関連ビジネスを通じた日中関係について考察する記事を掲載した。

同記事は、日本と中国の関連業界団体が、6月中旬に東京で会談を行う予定となっていることに言及。「どれだけ海上衝突に向けての緊張が高まろうと、冷たいお茶、カップ麺、アイスクリームなどの自動販売機の売上についての話となれば、中国と日本はいくつもの共通項を持つ」と伝えている。

Japanese court endorse adultery for business purposes
金銭目的の不倫を日本の裁判所が支持

「ガーディアン」紙電子版 6月12日

「ガーディアン」紙の電子版は12日、既婚男性が妻とは別の水商売に従事する女性と性的な関係を持ったとしても不倫には当たらないとの判断を東京地裁が示したと報じた。

2014年に行われたこの裁判については、最近になって原告が控訴しないことを決めたため、その内容が明らかになったばかり。同記事は、金銭的な目的がある不倫関係を支持することになるとして、判決を問題視する複数の専門家の見解を紹介している。

To many Japanese, Ariana Miyamoto is not Japanese
多くの日本人にとって宮本エリアナは日本人ではない

kore-edaBBC電子版 6月4日

BBCの電子版は4日、「2015ミス・ユニバース・ジャパン」に選ばれた宮本エリアナさんに関する記事とインタビュー動画を公開。「ハーフ」であることから日本人として見なされていないとの現状を伝えた上で、彼女がミス・ユニバースの世界大会で優勝した暁には「日本はどう反応するのだろうか」との疑問を投げ掛けている。

 

蜷川幸雄演出の「海辺のカフカ」ロンドン公演

The stage like phantasmagoric art installations
幻影的な立体アートのよう

「ガーディアン」紙電子版
「デーリー・テレグラフ」紙電子版 5月29日

英各紙の電子版は5月29日付で、同28日よりロンドン公演が始まった蜷川幸雄氏演出の「海辺のカフカ」に対する批評記事を掲載した。「ガーディアン」紙と「デーリー・テレグラフ」紙が5ツ星を最高点とする評価で4ツ星を与えている。

「ガーディアン」紙は、舞台上でなめらかに動き続けるプラスチックの立方体を「幻影的な立体アートのよう」と形容した。またこの立方体を動かし続けることで蜷川氏の構想を実現した黒子に「最大の賛辞が送られるべき」と称賛。

さらに「デーリー・テレグラフ」紙は、カフカ少年を演じた古畑新之氏とナカタさん役の木場勝己氏を「ペーソスとコメディーの間を絶妙に歩んでいる」と評価した。

A refreshingly unpredictable right-winger
予測不可能な右翼

「エコノミスト」誌電子版 5月21日

「エコノミスト」誌の電子版は5月21日、「大阪都構想」が住民投票で否決されたことを受けて、橋下大阪市長の人物評を掲載した。

同記事は「かつて日本を魅了した」橋下氏にとっては「驚くべき逆転負け」になったと伝えている。さらに橋下氏が市長を退任後、安倍内閣に招聘されるとの噂があると紹介。橋下氏による従軍慰安婦についての過去の発言などに触れた上で、同氏が「予測不可能な右翼であり続ける」と述べている。

The country’s government has turned to a character created by Sanrio
日本の政府がサンリオのキャラクターに救いを求める

「フィナンシャル・タイムズ」紙電子版 5月26日

「フィナンシャル・タイムズ」紙の電子版は5月26日、日本で魚の消費量が落ち込んでいることを受けて、農林水産省がギフト商品企画・販売会社サンリオのキャラクター、KIRIMIちゃんを「大使」に任命し、状況の打開を図っていると報じた。

 同記事はまた「日本は世界の食卓に寿司と刺身をもたらしたかもしれない。しかし、日本の若者たちは魚には関心を示さなくなってきている」と伝えている。

They are the latest weapon
ハイテク・トイレが日本の最新武器

「タイムズ」紙 5月27日

5月27日付の「タイムズ」紙は、内閣府の有識者会議が「ジャパン・トイレ・チャレンジ」と銘打った提言をまとめたことを受けて、「安倍首相がロボット・トイレで経済改善へ」と題した記事を掲載した。

同記事は、ウォシュレットなどの「ハイテク・トイレ」を「日本の最新武器」と紹介。その機能について「寒い日にはお尻を暖め、暖かくなれば洗浄水で冷やす」「操作ボタンは宇宙船の操縦室のものと大して違わない」と説明している。

Towns practising ‘creative depopulation’
「創造的過疎」を実践する町

「インディペンデント」紙 5月28日

「インディペンデント」紙の電子版は5月28日、徳島県の神山町で実施されている「創造的過疎」の取り組みを伝えた。

同記事は「創造的過疎」を「人口が減少しても、より若く創造的な町へと変える」取り組みと定義。客のいないガソリン・スタンドや農作業を行う年輩の女性の姿を見る限りでは「どこにでもある田舎町」である神山町が、実はIT ベンチャー企業や大都市の生活に疲れを感じた若者を積極的に誘致していると説明している。

One of the first people to photograph the east Asia
東洋を最初に撮影した一人

kore-eda「ガーディアン」紙 5月22日

5月22日付の「ガーディアン」紙は、1865年時点の日本の様子を写した4枚の写真を掲載。「東洋を最初に撮影した一人」である英国人写真家のフェリーチェ・ベアトによって撮影されたこれらの写真は、同23・24日にロンドン市内で行われた写真展において展示された。

 
<< 最初 < 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 > 最後 >>

  • Facebook

お引越しはコヤナギワールドワイド 日系に強い会計事務所 グリーンバック・アラン Dr 伊藤クリニック, 020 7637 5560, 96 Harley Street 不動産を購入してみませんか LONDON-TOKYO

JRpass bloomsbury-solutions-square

英国ニュースダイジェストを応援する

定期購読 寄付
ロンドン・レストランガイド
ブログ