子供の将来を決める切実な問題

帰国後の塾選び

海外生活を経て日本へ帰国するに際して、子供の教育は、新居は……と多くの悩みを抱えている方も多いのでは。しかし、海外滞在中からこうした情報収集を行ったり、帰国者向けの多種多様なサービスを利用することで、心配事が解消されるはず。そこで、「教育」「住まい」「年金」「老後」をテーマに、専門家にお話を伺います。

回答者:「塾ナビ」の領下さん

塾を選ぶとき、どんなポイントが大切ですか?

まずは、子供の目標を明確にすることが必要です。例えば、超難関といわれる学校を受験する場合、目標としている難関校に合格させた実績のある塾を選ぶことが大切です。この点でいえば、難関校への合格者を何名も輩出している大手の塾が適切かもしれません。ただし大手の塾は先生の入れ替えも多く、必ずしも自分の子供と相性が良いとは限りません。個人塾の良いところは、塾に入る前の面談で対応してくれた塾長が、先々まで面倒を見てくれるなど、人間的なつながりが強いところです。

そのため、どんな塾を選ぶにせよ、必ず入る前に足を運び、自分の子供に適した環境かどうかを見極める必要があると思います。


帰国子女の塾選びで注意すべき点はありますか?

帰国子女で、現地校に通われている場合には、たとえ日常会話には不自由なくとも、日本の授業についていくのは容易ではありません。進学塾の場合は特に、学校よりもかなり速いペースで授業が行われています。そのため、進学塾と併用して個別指導塾や家庭教師など進学塾の通常授業時間以外でのフォローが必要になると思います。

また、最近はeラーニングといって、パソコン上で利用できる教材を提供するなど、自宅で復習できる仕組みを取り入れている塾が多くみられます。これを活用し、自宅で両親または家庭教師と一緒に復習を行うと、塾での学習がより身に付くでしょう。


海外からでも準備できることはあるのでしょうか?

小さい頃から3 つの習慣をつけることが大切です。

1つ目は、反復練習を行うことです。小学校の低学年から計算や漢字などの反復練習を行ってきた子供は、高学年になり難しい問題を出されたときにも、応用を利かせることができます。

2つ目は、読み聞かせを行うことです。小学校低学年までは、自発的に本を読む子供はあまりいません。そこで、親が本の読み聞かせをし、多くの本に触れさせることが大切です。

3つ目は、机に向かって勉強をする習慣をつけさせておくことです。カリキュラムがしっかりしている日本の通信教育で海外に居ても受講できるものがあります。それらを利用し、定期的に机に向かわせるのも一つの手かもしれません。ポイントは毎日どのくらい勉強をするのか、また何時から何時までを勉強時間とするのかを、きちんと事前に決めた上で実行することです。

この3点を十分に行ってきた子供は、勉強するための基礎が築かれています。そのため、日本の受験勉強にも立ち向かうことができるでしょう。

領下崇さん

大手教育企業にて、7年間の勤務を経てネット業界へ転身。その後、2007年に学習塾検索サイト「塾ナビ」の運営を開始。月間訪問者数25万人という、学習塾No.1ポータルサイトに育てる。
また、学習塾業界の豊富な知識を生かし、学習塾への集客コンサルタントとしても活躍している。
www.jyukunavi.jp



バックナンバー:
第1回 教育 「帰国子女の悩み」
第2回 教育 「帰国子女の受け入れ事情」
第3回 教育 「帰国後の学校の選び方」
第4回 教育 「帰国後の塾選び」
第5回 (1) 教育 「帰国後の学校選び」
第5回 (2) 教育 「帰国後の学校生活」
第6回 (1) 教育 「帰国後の学校選び」
第6回 (2) 教育 「帰国後の学校生活」
第7回 教育 「帰国後の学校選び」
第8回 住まい 「帰国後の住まい作り」
第9回 住まい 「帰国後の住まい作り」
第10回 就職 「帰国後の就職」
第11回 就職 「帰国後の就職」
第12回 就職 「帰国後の就職」

 

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