帰国子女の生の声を聞く

帰国後の学校選び

海外生活を経て日本へ帰国するに際して、子供の教育について多くの悩みを抱えている方も多いのでは。しかし、海外滞在中から情報収集を行ったり、帰国者向けの多種多様なサービスを利用することで、心配事が解消されるはず。今回は、欧州各地の学校に通った経験を持つ帰国子女の方にお話を伺います。

回答者: 武藤靖治さん

ロンドンの現地校への通学を経て、日本に帰国された直後の進学先は、何校くらいの候補の中から、どのように決めましたか。

渡英前は、中学1年生として7月を迎えるまで、東京にある私立の中高一貫校である暁星学園に在学していました。ロンドンでの1年2カ月の滞在期間を経て帰国した後は、転入試験を受けた上で、また元の暁星学園中等部に戻っています。

 暁星学園中等部に入学した直後の3カ月間で知り合った友達とは、英国滞在中もEメールなどを通じて引き続き連絡を取り合っていました。だから、帰国後に別の学校へ入学するということは全く考えていませんでした。


帰国後、日本の学校ではどのようなことに一番苦労を感じましたか。またそうした苦労を乗り越えるために、何か特別な努力をしましたか。

英国滞在中は現地校に通っていたので、学校生活を送る上では1年にわたって日本語に接する機会がなかったこともあり、漢字と国語の勉強が一番遅れてしまったと思いました。数学は、現地校の授業においても教科書を使って勉強していましたので、帰国後もほかのクラスメートたちと比べて、それほど自分の勉強が遅れているという印象は受けませんでしたね。ただ日本で高等部に進学してから、社会や理科といった科目において初めて習うことが多くて、日々の授業に付いていくのが少々大変と感じました。


これから日本へ帰国して「帰国子女」となるであろう読者に向けてのメッセージをください。

僕の場合は、英語ができなくてロンドンの現地校では授業に付いていくのにとても苦労しましたが、日本に帰ってからはその英語が得意科目になりました。また英国で出会った友達や、彼らとともに過ごした学校生活、そしてサッカー仲間との思い出は今でも忘れられません。大学生になったら再度英国に赴いて、こうした友達をまた訪ねていきたいと思っています。彼らと再会を果たす日が来ることを、今からとても楽しみにしています。

武藤靖治(むとうせいじ)さん

1994年生まれ。日本の中学1年時より、親の仕事の都合で、1年2カ月にわたりロンドンに滞在する。英国では、ロンドン北部に位置する現地校のクライスト・カレッジ・フィンチリーに通学。現在は、日本の暁星学園高等部の3年生。




バックナンバー:
第1回 教育 「帰国子女の悩み」
第2回 教育 「帰国子女の受け入れ事情」
第3回 教育 「帰国後の学校の選び方」
第4回 教育 「帰国後の塾選び」
第5回 (1) 教育 「帰国後の学校選び」
第5回 (2) 教育 「帰国後の学校生活」
第6回 (1) 教育 「帰国後の学校選び」
第6回 (2) 教育 「帰国後の学校生活」
第7回 教育 「帰国後の学校選び」
第8回 住まい 「帰国後の住まい作り」
第9回 住まい 「帰国後の住まい作り」
第10回 就職 「帰国後の就職」
第11回 就職 「帰国後の就職」
第12回 就職 「帰国後の就職」

 

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