Wed, 01 May 2024

日本とアジア諸国の関係

A proper apology would be welcome,
but it is less important

適切な謝罪をすれば高く評価されるだろうが、 重要ではない

「エコノミスト」誌 8月29日

「エコノミスト」誌の8月29日号は、台湾の李登輝元総統が第二次大戦中に「日本人として戦った」と発言したことに台湾や中国の指導者が反発を示していることを受けて、「20世紀における日本の拡張政策に対するアジア諸国の見方は否定的なものばかりではない」と伝える記事を掲載した。

同記事は、東南アジアの政府と国民は、中国や韓国ほど日本の戦争犯罪とその反省を重要視していないと伝えている。「日本の侵略及び植民地支配は過酷ではあったが、比較的短かった」ことや、日本が同地域にとっての重要な貿易相手国であることなどがその理由であると説明。「日本が適切な謝罪をすれば高く評価されるだろうが、重要なことではない」と述べている。

The Sake should taste just as good out of wood
日本酒は木で飲んでもおいしいはず

「エコノミスト」誌電子版 8月20日

「エコノミスト」誌の電子版は8月20日、日本の厚生労働省が、敬老の日に100歳の国民に対して銀杯を贈呈する慣習を取りやめる方針を発表したと報じた。

「高齢者に対して日本が節約をし始めた」との見出しを掲げた同記事は、2014年に2万9000人に銀杯を贈呈した結果、2億6000万円の費用がかかったと紹介。「日本は高齢者に対してお金を使いすぎている」と指摘した上で、「日本酒は木やブリキで飲んでもおいしく味わえるはず」と述べている。

Some workplaces in Japan have been off-limits for women
いくつかの職場は女性立ち入り禁止

「インディペンデント」紙電子版 8月23日

「インディペンデント」紙の電子版は8月23日、日本において男性が占める割合が圧倒的に多い職業の一つとしてすし職人を取り上げた。

同記事は冒頭で「男女平等という点においてはあまり芳しくない評判を持つ日本では、女性を立ち入り禁止とする職場がある」と紹介。そうした職場の一つがすし職人であると述べた上で、「アボカドなど海外の食材を取り入れるまでが文化交流の限界」と揶揄している。

Japan changes escalator rules
日本がエスカレーターのルールを変える

「インディペンデント」紙電子版 8月26日

「インディペンデント」紙の電子版は8月26日、日本でエスカレーターの片側歩行が問題視され始めたと伝えた。

「日本がエスカレーターのルールを変える」との見出しを掲げた同記事は、エスカレーターでの事故が頻発していることに言及。昇降機メーカーで構成された日本エレベーター協会が「片側を空ける必要はない」との見解を示したと述べた。

同記事によると、エスカレーターの片側歩行の習慣は戦時中のロンドンで始まったとされている。

He is edging towards the mainstream
会田氏は主流派になりつつある

「エコノミスト」誌 8月29日

「エコノミスト」誌の8月29日号は、東京都現代美術館が展示作品の改変を要請していたことが明らかになり、話題を集めた現代美術家の会田誠氏を取り上げた。

同記事は「会田氏はしばしばサディスト、人種差別主義者、女性嫌いとのレッテルを貼られている」と伝えている。また今回の展覧会は同氏にとって初めて公共施設で行われたものであると紹介。この事実は、同氏が「主流派になりつつあることを意味するかもしれない」と述べている。

The carriages were also welcomed by men
女性専用車は男性にも歓迎された

iwata「デーリー・テレグラフ」紙の電子版 8月26日

労働党の次期党首候補であるジェレミー・コービン下院議員が英国の公共交通機関に女性専用車両を導入する案を検討したいとの意向を示したことを受けて、「デーリー・テレグラフ」紙の電子版は8月26日、世界各国における同制度の導入例を紹介。日本では女性だけでなく、痴漢の冤罪を恐れる男性からも歓迎されたと伝えた。

 

日経新聞によるFT買収

Let’s stop belittling Japan’s success
日本の成功を見くびるのはもうやめよう

「ガーディアン」紙電子版 7月24日

「ガーディアン」紙の電子版は7月24日、日本経済新聞社による「フィナンシャル・タイムズ(FT)」紙の買収が報じられたことを受けて、日本経済に詳しいイーモン・フィングルトン氏による「日本の成功を見くびるのはもうやめよう」と題した記事を掲載した。

同記事は冒頭で「FT紙は何十年にもわたり、日本経済について好意的な見解を示すことがあまりなかっただけに、日経に売却されるとは皮肉」と述べた。続いて「FTが日経を買うのではなく、なぜ日経がFTを買うことになったのか」との疑問を提示。その答えとして「日経がFTよりもずっと強固な企業だから」との見方を示した上で、「代々のFT特派員が思っているより、日本経済はずっと好調である」と伝えている。

They are Japan’s geriatric delinquents
彼らは日本における不良の高齢者

「タイムズ」紙電子版 7月17日

「タイムズ」紙は7月17日、日本において高齢者による犯罪件数が10代の若者による件数を超えたと報じた。

同記事は、日本における「不良の高齢者」たちが「盗難、乱闘、痴漢行為を行い、場合によっては殺人を犯す」と伝えている。またそうした犯罪者たちは「フードで頭を覆った若者の悪党ではなく、病弱で白髪の人々」であると強調。同記事はこうした事象が「急速に高齢化が進む社会の象徴」であると説明している。

The design meets the budget set by the Japan Sports Council
「デザインは日本スポーツ振興センターの予算に見合う」

「ガーディアン」紙電子版 7月17日

2020年東京五輪・パラリンピックのメーン会場となる新国立競技場の建設計画を白紙に戻すとの決定が下されたことを受けて、「ガーディアン」紙の電子版は7月17日、同競技場のデザインを手掛けた英建築家ザハ・ハディド氏の建築事務所の見解を伝えた。

同記事によると、同事務所は競技場のデザインについて「十分に標準的な材料と技術を使うもの。日本スポーツ振興センターが定めた予算にも見合う」と述べている。

Nobody is doing anything
誰も対策を講じようとしない

「デーリー・メール」紙電子版 7月20日

「デーリー・メール」紙の電子版は7月20日、「JKビジネス」と言われる女子高生が提供する各種サービスが日本で展開されていると伝えた。

同紙は、米記者のサイモン・オストロフスキー氏が取材した東京・秋葉原で展開されているJKビジネスの実態を紹介。これらのビジネスは未成年による売春の隠れ蓑になっていると指摘した上で、「誰もがその存在を知っているが、誰も対策を講じようとしない」とする同氏の発言を引用している。

Accounts-fiddling 101
会計操作における基本中の基本

「エコノミスト」誌 7月25日

「エコノミスト」誌の7月25日発行号は「たわ言だらけ」と題した記事の中で、東芝の不正会計問題を取り上げた。

同記事は、東芝の社員が使った手口を「会計操作における基本中の基本」と形容している。ただそうした社員が「(経営陣からの)指示を受けずに物事を進めたというのは異常」と説明。上の者が出した指示に社員が何が何でも従うべきとする日本の企業文化を当てにした上で、経営陣が達成不可能な目標を掲げていたと伝えている。

Mr Iwata was a titan
任天堂の岩田社長はタイタン

iwataBBC電子版 7月13日

BBCの電子版は7月13日、任天堂の岩田社長の死去を報道した。同記事は、岩田社長を「(ギリシャ神話に登場する巨大な神である)タイタン」であるとするデジタル・メディア関係者の見解を紹介。ビデオ・ゲームの愛好者たちが、ソーシャル・メディア上などで岩田社長に向けての追悼メッセージを発信している様子を伝えている。

 
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